乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

台中の明洞と新宿(一中街)

2014-05-31 | 台湾
 台中市街地のバスはあまり使い勝手がよくなくバス好きを自称しながら見物のときはスクーターを借りることになりがちだったのですが、いつの間にか改良が進んでいて感心させられます。驚かされたのはICカードでバスに乗る場合どの系統も初乗り8㎞は無料という大盤振る舞いをしていることです。細かく言うとカードを使用する乗客に限り1乗車20元割引するというキャンペーンで、台中のバス運賃は距離制をとり初乗りが20元なので差し引き無料になります。まずはカード買って乗ってもらおうということなのでしょうが随分と思い切った策に出たものですね。
(台中市バス案内サイト)

 さて台中駅の表口(前站)を出ると目の前にバスがじゃんじゃんやって来ます。なんとなくどっかに行くならとりあえず繁華街の一中街かなと思いました。多くの系統が行くので路線図と系統番号とにらめっこして乗るバスを決めるよりとりあえず来たバスの運転士さんに聞いた方が早いでしょう。路線図見ながらああでもないこうでもないと考える乗りバスも楽しいのですが、あまり余計なことを考えずとっととバスの海に溺れていく楽しみというか快感もいいものです。


 行くなら暗くなってからの方が賑やかになります。台中駅から数分で一中街最寄りのバス停「国立台中科技大学」です。ここに着いた時運転士さんが「一中街!」と叫ぶのも何度か聞いたことがあります。


 この辺りは昼間から繁華街で夜市というわけではないのですが、この通り事実上夜市のようなものです。


 若い世代が集まる街で服飾・雑貨商店もたくさんありますが、私は買うより食べる方に向きます。


 食べる方も量や価格が若い世代向けという感じです。臭豆腐に学割があり5個40元のところ学生は6個というお店があったりします。キョンシーの絵は棺材板店です。揚げトーストを棺桶に見立てた料理だけにキョンシーが似合うという寸法ですね。


 食べごたえがありそうなサイコロステーキ屋が繁盛するのは客層に合っている感じがします。


 韓国軽食の「明洞オジサン」なんてのもありました。


 と思ったら漢字なしの店までありまるで韓国に来たようです。ハングルは「少女時代」→「ソ・ニョ・シ・デ」→SNSDですが、ではここの店名って一体何て呼ばれてるんだろうと気になりました。漢字が無いということは少女時代の中国語読みもできないからSNSDをそのままアルファベット読みでしょうか。


 日本から(?)は「新宿」がありました。そういえば明洞も新宿も若い人が多く集まるので一中街と通じるかもしれません。


 その向かいは「三軒茶屋」です。にしてもなぜ三茶なのでしょうか。申し訳ないけど台湾に上陸するほど有名とかカッコいいイメージもない気がしますが。飲み物屋だから素直に連想したのでしょうか。


 某方面のく○モン(に似たクマ?)もいました。台湾に上陸していたのですね。サトウキビ持ち親指立て「おいしいし」というセリフをキメています。


 ぶらぶらしてあれこれ食べて満足したらバンバン来る適当なバスに乗って台中駅に帰るだけです。台中駅とバスの姿を改めて見たらうれしくなりました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 豊原夜市 | トップ | 江ノ電タダ乗り(1)江ノ電VS平... »

コメントを投稿