乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

浦項の新駅とドジョウ汁

2017-04-19 | 韓国
 暖かくなったらなんだか韓国に行きたい気分が盛り上がり大邱へと向かいました。東大邱に出ると昨年の訪問時にはまだ工事中だった「東大邱複合換乗センター」が12月に開業し高速鉄道と在来線両方が停まる隣の東大邱駅と相まっていよいよ交通の要所としての迫力が増した感じです。
 新しいものといえば東大邱駅に入るとこれまた12月に運行が開始されたSRT(水西高速鉄道)の案内カウンターが見え半年も経っていないのになんだかずいぶんと久しぶりのような気がしてしまいました。


 今回はここから浦項へと向かいます。ホームに降りると号車案内にKTX、KTX山川さらに新顔のSRTと高速鉄道が並ぶのでやってきた浦項行きのKTXがだいぶ古株のように見えました。


 東大邱~浦項の移動方法は高速鉄道に在来線にバスとありますが今回KTXにしたのは前回慶州市にある「良洞民俗村」に行ったときすぐ近くを走る東大邱~浦項間のKTXの高架が印象に残り次は車内から村を見てみようと思ったからです。車窓から良洞民俗村が見えるのはほんの一瞬ですが無事見えとりあえず達成感みたいなものはわきました。


 東大邱から35分で着いた浦項駅は2015年にできた新しいものです。現在は行き止まりでも今後東海岸に沿って北へと延長される予定なのでレールはずっと先まで続いていて途中駅のように見えます。この新駅は浦項の街中からだいぶ北にズレた郊外にあり、街中にあった旧浦項駅にくらべだいぶ不便になってしまいました。もっとも街中と新駅を結ぶ市内バスはじゃんじゃん来るので着いて困るということはありませんけれども。また新駅がある興海邑の中心部に向かうバスも頻発していて今回はこれに乗りました。


 浦項駅から10分弱乗って市内バスの拠点「興海換乗センター」で降りると目の前に興海市場があり地域の拠点らしい雰囲気です。換乗センターと言っても折返場やホームはなく道端にこじんまりとした待合所があるくらいの地味なものですが浦項の街中からやって来る系統と興海地域を走る支線系統が結構頻繁に発着していてそれなりに活気は感じられました。


 興海市場に入ってみるとそう規模は大きくなくやや刺身屋の数が多いかなというくらいの印象です。

 この市場にある79歳になるという店主が切り盛りする老舗「玉分ハルメチュオタン」に入りました。うれしいことに自家製トンドン酒もあって1杯単位から注文できるのでチュオタンと一緒に頼みます。よく漬かったキムチなどのおかずをつまみながらチュオタンとトンドン酒をすするのはなんとも楽しいものです。


 やや酔い心地で換乗センターに戻るとすぐ前に迎日民俗博物館があったので入って見物しました。民具、古書、農具、漁具などが展示されている大変キレイな施設です。


 という具合に飲み食いや見物を楽しんだら新しい浦項駅は街中から遠くなったもののおかげで興海に足を運ぶ気になってよかったとなんだかトクした気分になりました。
コメント (2)
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