乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

ヴィエステ(プーリア州)

2011-06-30 | イタリア
 ブーツの形をしたイタリアをウェスタンブーツとして見たとき「拍車」のように見える位置にあるのがガルガーノ半島と思い浮かべてみて下さい。この半島の先っちょにある町がヴィエステ(Vieste)で、美しいアドリア海を求めてやってくるバカンス客も多いそうです。私はバカンスではなく例によって鉄道とバスのついでに寄っただけですがなかなかキレイな町で感心しました。今回はヴィエステを散歩した時の話です。

 最初にガルガーノ半島の付け根を走る幹線筋から半島の端ヴィエステまでの行き方に触れておきます。大雑把に言ってFoggiaからバスで行く半島南回りとSan Severoから電車とバスを乗り継いで行く半島北周りの2つがあり、南回りの方が直行かつFoggia駅発着の列車が多いので便利といえそうです。ただ電車が好きならもちろん北周りがオススメということになります。(電車とバスに乗った時の話がサイトのこちらありますので併せてご覧下さい。)

 さて南・北どちら回りにせよヴィエステで着くのは街の目抜き通り「5月24日通り」と、ビーチに向かうGuglielmo Marconi通りの交差点辺りにあるバスの折返場です。折返場の端には小さい案内所がありバス乗車券の販売や時刻照会のほか観光案内や宿泊などの相談にものってもらえます。


 折返場からビーチの方にまず歩いてみることにしました。坂道のGuglielmo Marconi通りを下っていくと10分も歩かないうちに白い塔のような岩が印象的な海水浴場が広がります。海と空の青さと白い岩と崖のコントラストが美しいところへ来て海に入らないアホらしさですが「乗り」の合間ですから仕方がありません。先に進みます。


 ビーチの白い崖に裏側から上っていきます。崖の上は城跡になっていて入口には海軍の管理下と書いてありました。 

 城跡の脇には展望台があり、先ほどのビーチと白い岩が眼下に広がり何とも気持ちのいい眺望です。

 この町のお土産屋ではおそらくここで撮ったのであろうという写真の絵はがきをよく見かけました。


 城跡前からビーチと逆側の海岸線(崖っぷち)には旧市街が展開しています。

 路地や建物はかなりキレイに整備されていてときどき崖っぷちに出ては青い海を見るお散歩は格別です。


 観光客を当て込んでかまだ新しいレストランが多く目に付きました。

 表で食べられるお店ならネコと一緒に食事できそうです。


 リストランテとエノテカ両方の看板を掲げるお店のお兄さんに「うちは古い建物改装して使ってるんだ。店の中面白いから見ていきなよ。」と誘われたので見物させてもらいます。なるほど自慢するだけありなかなかいい雰囲気でした。


 旧市街の正面玄関にあたる門です。城跡のある裏から旧市街に入ったので裏から表に抜けて来たことになります。


 改めて海に降りて眺めたら満足しバス乗り場に戻って散歩をおしまいにしました。


 ヴィエステはキレイな海と旧市街の両方があるのがうれしく乗り継いでに寄ったらトクした気分です。いつかゆっくり時間をとってのんびり滞在したいものだと思いました。
コメント
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