本来なら助からなければならない

今回の御依頼は
横断歩道を横断中の歩行者に対する死亡事故、

ただし普通の死亡事故ではなく
被害者は赤信号を無視して横断してきました。

もちろん御依頼者様は青信号、
つまり信号を守って直進していたら信号無視の横断者が現れて
気付いた時には衝突し、被害者は死亡したということです。

さて、
これをどう見るでしょうか？

遺族の立場なら大切な家族を失ったと感じるかもしれませんが
それ以外の立場から見れば「なんで信号無視して飛び出してくるんだよ！」ってことになります。

信号を見落としたのか
赤信号だけど行けると思ったのか
それとも認知症？なんらかの病気などで前後不覚の状態だった？泥酔だった？

僕としてはそんなことはどうでもいいと思います。

ただ御依頼者様は信号を守って運転していたのに
おかしなことをする歩行者によって人殺しの汚名を着せられたということです。

こういう場合の死亡事故でも点数としては１５点が付いてしまいます。

ただし
点数は取り消し基準になっていても最初から取消対象外として扱われる場合もあり、
県によっては出頭通知の書式が違ったり、通常の取消対象者と出頭日や出頭場所が違ったりすることもあります。
そういう時には出頭通知だけで「そのまま行けば免停になりますので特に何もしなくて大丈夫ですよ」と答えます。

しかし今回の御依頼の県は
一般の免許取消対象者と同じ場所、同じ時間での出頭でした。

ですので
意見の聴取に補佐人として同行して軽減措置を狙うようになりました。

そして県警免許本部の担当官もこちらの主張を全面的に採用してくれ
結果は１８０日の免許停止に軽減成功


仕事上運転免許は必須の御依頼者様でしたので
いい結果をお届けできてよかったです。


運転免許取消の回避＆軽減専門で２５年の内村特殊法務事務所
代表行政書士：内村世己
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