内村特殊法務事務所、ただいま営業中

免許取消の回避&軽減、つまり免許停止にしたり処分無しにすることに関しては日本一を標榜しています。

警察は【敵】ではありません。

2018年03月26日 | 交通違反
車関係の雑誌だったり
ネットの車関連の情報だったり
テーマを絞ったムック本だったり
警察の交通取締りに反発する記事って多いですよね。
そういうのを専門にしているジャーナリストも沢山いますね。

僕もよく御依頼者様から『反警察の立場ですか?』と言われることがありますが、
実際はむしろ『反警察』ではなくむしろ警察側です。

だからこそどんな場面であっても警察に対して好きなことを言い続けることができますし、
違法な取り締まりを指摘するときでも喧嘩するのではなく、現場の末端レベルでは一悶着起きることもありますが終わってからはむしろ警察にも感謝されます。

最近目についたのは「スピードの罰金は払わない方が得」という記事を読んだのですが、
内容としては青切符の場合に違反に納得がいかないと争った場合にはほとんどが不起訴になり、赤切符の場合でさえほとんどの場合不起訴になるのだそうです。

※不起訴⇒刑事裁判にかけられない=罰金なしです

記事中のこの部分だけは実は正しいです。
ゴネてるだけでも不起訴になることは多いです。
というかかなりの割合で不起訴になります。

色んな記事ではこの不起訴に関して『勝った』あるいは【得をした】と表現しますが
まず刑事処分の結果が違反点数の抹消に直結しているわけではなく、また別途手続きを踏む必要があります。
※その際に証拠の一つとして「不起訴になった」というのは使えます。

また不起訴にもいくつかの種類があって当然強さにも差があります。
しかしこういった記事でそこまで踏み込んで書いているものはありません。
もちろんそういう主張をする上でのリスクに言及しているものは全くありません。

ここからが今回のメインなのですが、
不起訴になった場合、過去数年分の運転記録証明書には【未処分事案】というマークが付きます。
このとき違反について無かったことの証明などができていない場合には警察側の味方としては【踏み倒した人】という評価になってしまうこともあります。

更に言うと、違反について争った場合には取調べを受けますが、その時の調書は全部残っています。
免許取消前の弁明の機会(意見の聴取や聴聞)の時に土下座せんばかりの態度で「寛大な処分をお願いしますぅ」と言ったら聴聞官から「○月〇日の違反の時とはずいぶん態度が違いますね、この時には『この程度の違反で取り締まるのは厳しすぎる』という主張でしたが、今回は『この程度の違反で免許取消は重すぎる』とは言わないんですか?」と切り返された事例もあります。

もちろんそんな感じで争った経歴があっても適切なやり方はあるんですが、
それは御依頼者様にのみお伝えする秘策です。

納得できなくて争うのであれば適切な方法がありますし
そこで生まれるメリットやデメリット、そしてリスクまで含めて正しい知識を身に付けて行動するべきだと思うのです。

そのためにももしもの時の証拠として
ドライブレコーダーの装備は必須です。


運転免許取消処分の回避&軽減専門で25年の内村特殊法務事務所
代表:行政書士:内村世己
URL:http://www.seiki-office.jp/
東京都新宿区歌舞伎町2丁目45-5永谷ビル703
TEL03-6356-7386:090-9341-4384

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。