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この人を語らずして格闘技界良い人列伝は完成しないっ!

2012年08月13日 | 格闘技とかスポーツとか
僕の周りの人はだいた格闘技関係のつながりが多いです。

良い人も多いです。

タクミさんだったり
M島☆D根性ノ助さんだったり
大山〇護さんだったり

しかし
格闘技界の良い人伝説にとどめを刺す人といえば

『鈴木さん』です。

なに?
鈴木さんを知らない?

おいおい
そりゃぁモグリですぜ旦那

元プロシューターで総合格闘技用の打撃を一歩進めたとまで呼ばれ、
今は60キロ級世界最強の呼び声も高い上田将勝をはじめ
パラエストラネットワークのトレーナーとして辣腕をふるい
更には格闘技用品メーカーの最強営業マンとして多忙を極める
名選手から名トレーナーになった稀有な方です。

現役当時はこんな感じ


さてこの鈴木さん、
僕がパラエストラ東京(当時はパレストラ東京)に入門したころプロデビューで
当時から練習でもジムの中心選手でした。

そんな僕の初対面時の印象は
「怪しい人」でした。

というのも
あまりにも『良い人』過ぎるのですよ
そしてとてつもなく『さわやか』過ぎるのですよ

もう少年漫画の世界にしかいそうにないレベルのさわやかさなのですよ。
鈴木さんに比べればテリーマンもロビンマスクも【グレてた時期があった普通の人】です。

なので
例によってというかひねくれた僕は当初あまり仲は良くなかったというか
鈴木さん自身はそんなこと全く気にしてなかったと思うんですけど
僕の方はちょっぴり距離を置く感じでした。

でも毎日顔合わせて
階級も同じなのでアップから一緒にするんですよ。

総合始めた当初の僕はといえば
技術らしい技術もないわけです。
打撃に関して言えば基本すらありません。

そこにいろいろと教えてくれるわけですよ。

教え方も
否定というものをしません。

『総合格闘技なんだから勝ち方は一つじゃない』というコンセプトで
個性を伸ばす、だけども絶対に抑えないといけない部分は何回でも繰り返す。
そんな指導でした。

ちなみに
練習中に叱咤されることは年がら年中でしたが怒られたことは一度もないです。

んでそこそこ基本も身に付いてくると
鈴木さんに打撃を見てもらいに出稽古に来ていた
当時のプロ修斗世界ランカーのマッソー桑〇さんとかと1時間半くらいぶっ続けで打撃or総合スパーを回したりしてました。

僕の格闘技人生の中で一番たくさんスパーリングした相手だと思いますし
一番いろんなことを直接指導したもらった先生だと思います。

僕と同世代の総合格闘家の結構な割合は
打撃スパーで鈴木さんに凹られた経験があるのではないかな?

試合のセコンドにも可能な限りついてくれました。

そんななかで
この温厚とか爽やかとか、そういうプラス評価を擬人化したような鈴木さんが怒声を上げる事件が
一回だけありまして、

2001年のアマチュア修斗全日本選手権、
僕は1回戦を勝ち上がり、2回戦も難敵を下して準決勝を控えた段階でした。
トーナメントなので後半ほど試合間隔も短くなり休む時間も無くなっていきます。

そんな準決勝の相手は当時の西日本最強なんて呼び声も高かった
後の世界チャンピオン中蔵選手、
打投極の全局面で穴がなく最高レベルの全日本選手権の場でも危ない場面などミジンコほども無く勝ち上がっている超強豪です。

作戦などというのは毛頭なく
『先手を取ってプレッシャーかけて反撃の機会を作らせずに力ずくで押し切る』事だけを考えて
順番を待っていたその時、

一人のおっさんが僕に話しかけてきました。

そいつはシュー〇ィングジム〇海の会長、
僕の一回戦の相手はこいつのジムの選手だったんですが
試合中に僕のグローブに相手の親指が引っ掛かるような形になりまして。
引っこ抜いたら相手の指が脱臼してしまい、試合終了になってしまったのです。
(記録上はTKO勝ちになります)

そいつは指を狙った行為について
「わざとだろ!」といたくご立腹の様子。

ここで当時のアマ修斗のルールについて
指を掴む行為は『親指以外の指を3本以下で掴む行為』が反則になっています。
つまり、親指というのは攻撃対象としても認められているわけで、
結果的にはグローブに引っ掛かって振りほどこうとした際の脱臼であって故意ではなく、
たとえ故意だったとしても非難される類のものではないということです。
ちなみにその時の対戦相手も後で少し話して
「優勝して一回戦が一番危なかったってインタビューで喋ってやるよ」と話して和解してます。

僕も対中蔵戦に水を差されたのとそいつの物言いにカチンと来て
「ルール知らんの?っていうか狙って指折り?そいつぁ凄い技術やで(笑)」と手を相手の前に差し出し
「やってみろよ」と挑発、

文字通り一触即発の状態で
こっちから仕掛けてやろうと思った時に鈴木さんが手で僕を制して
あくまでも静かな口調で「試合前なんだよ、それ今言うことじゃないだろ?」と静かに激怒

気圧された相手はすごすごと引き下がりました。
その後もテーピングなどを直しながら「気にするな」と笑いつつも「ヘンなこと考えるなよ(笑)」とクギを刺すのも忘れずに

その直後の話として
同会場には僕と同じく東日本から、ミドル級で出場の弘中選手もいました。
彼も当然に勝ち進んで同じく準決勝前でした。

僕がトイレに行こうと立ち上がると「ちょっ、どこ行くんすか?」と慌ててたので
「いや、トイレ」と答えると一緒に行くとのこと、

なんでも
絶対ぶん殴りに行くと思ってたとか

他にも鈴木さんの指示で後輩何人かは僕の動静を遠巻きに見ていたそうで。
僕から仕掛けなくても向こうからくる場合もあるわけですから
あらかじめ布石を打っておく姿は名トレーナーの今に通じるものもあったのではないでしょうか

現役最後の試合は
強豪との対戦でしたが鮮やかなカウンターで切って落としKO勝利
その後リング上で引退式、
普通はクラスBの選手で引退の10カウントゴングなどないのが通例ですが
この件でもいかに鈴木さんが総合格闘技に功績を残したかが分かろうというものです。

引退式の写真はスポットライトが月明かりみたいで
物凄くいい写真だと思います↓


今も練習はガンガンやってますし
ほとんどのプロ選手も勝てないんじゃないでしょうか(笑)
営業の仕事もしつつできる限り道場で指導して、

ただ純粋に格闘技が好きで
そこに関わることに誇りを持ってる。
その真っ直ぐな姿勢なら
誰からも尊敬される偉人鈴木洋平が生まれたのは歴史の必然といえるかも知れません。

またスパーリングするときには「弱くなったな」と笑われないように
僕も一生懸命に鍛えます。

そんな鈴木さんに指導を受けたいと思った貴方は
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パラエストラ東京トレーナー紹介ページ
http://blog.livedoor.jp/paraestra_tokyo/archives/65717161.html

もちろんまるっきり初心者でも大丈夫です

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