イカフライの逆襲

コンビニには
『ホットスナック』というコーナーがあるじゃないですか。

からあげ君とかアメリカンドッグなんかが並んでいるショーケースです。

このコーナーも意外に入れ替わりが激しく
ちょっと食べてみて美味しかったのに
実は評判がイマイチだったのかひっそりと消えてしまう商品も数多くあります。

そんななか
最近食べて思わず尿漏れしそうになったのが
ローソンのヒレカツです。
お肉もしっとりしててお店で温めてもさっくり感を保っていて
実にすばらしい品質だったんですよ。

減量終わったらたくさん食べようと思っていて
ここ最近は頻繁に食べてました。

しかし、
僕らの夢を乗せたヒレカツさんは
資本主義の御旗のもとに戦力外通告を受けてしまったようで、事務所近くのローソンからは名前も消えていました

まさにコンビニ諸行無常・・・
しかし、ふと見ると気になる男がいます。

『イカフライ』です。

例えば
「今日は外食だぞー」と勇んで出発する家族が「イカフライを食べに行こう」と目的地設定することはあるでしょうか？
いや！ない！

お腹を空かせた企業戦士が
「今日はイカフライだ！誰が何と言おうとイカフライなんだ！」とランチをロックオンするでしょうか？
いや！多分ない！

実は前から気はなっていました。
この『前』というのは昨日今日の話ではなく
数年前からです。ちなみに最近では白身フライも入っています。

この数年間の間に
沢山の猛者が現れては消えていきました。

彼らはきらびやかなCMに彩られた販促活動をしていたものもありました。

しかし、
定番として残っているのはからあげ君以外には他のコンビニでも売っているコロッケやアメリカンドッグ達
いわば常勝軍団です。

そんななかに
イカフライです。

特に目立った販促をしているわけでもなく、
持ちが良くて売りやすいということもなさそう

しかし
地に足がついているのか
依然としてひそかに地位を固めているように思えます。

・・・こいつはもしや
隠れた強豪ではないのか？

そう考えると
まるでイカフライの衣が「おっ？ヤル気かい？」と挑発しているようにも思えます。

ここは
その実力を確かめなければなりません。
そしてイカフライです。

大きめのパン粉で食感もよさそうです。
この辺はヒレカツにも通じるところがありますね。

食します。

・・

・・・

・・・・

悔やみましたよ・・・

なぜこいつとの対戦を数年にわたって先延ばしにしていたのか・・・

なるほど
生き残るわけです。

もっちりしつつも歯切れの良いイカ感、
皮の取り残しのような技術的な難点もナシ、
水分飛ばし過ぎてパサつく感じもナシ、
イカそのもの味も濃くて

これは侮りがたし・・・
味わいプラス食感に軽く尿漏れ寸前です。

ちなみにイカには大量のタウリンが含まれていて健康にもいいし、牡蠣などよりも食べやすいので
もしかしたら今後大ブレイクするかもしれません。



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