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柔道が勝てない理由を考えてみた。

2012年08月06日 | 格闘技とかスポーツとか
オリンピックの男子柔道は金メダルなしで終わったとか・・・

格闘技デビューが柔道だった僕としては
時間があれば見ていたのですが

昔から思うのは
外国人の選手は柔道という競技、いわばルールをフルに使って勝ち方を研究しているなと思います。

日本人は
綺麗な勝ち方というか、
『柔道とはこうあるべき』みたいなのを押し付けられて
その通りに実行しようとしているので
使える手段があるのにつかわない、そんな印象です。

日本人同士なら
結局のところ同じ技術の対戦ですし
外国人風味の戦い方をする選手も少ないので勝てると思いますが
世界の舞台ではルールそのものが広がってしまうように感じるんではないかと思います。

つまるところ、自分たちで柔道の幅を狭くしてしまっているように見えるのです。

そして、同じ技術で争うならば、体力勝負になってしまいます。
となるともともとの体力で圧倒的なアドバンテージを持っている外国人に対しては
同じ技術同士だったとしても日本人同士のようにはいかず、
特にトーナメントなどでは余計な消耗も出てしまうんではないでしょうか?

また、日本人の枠の中で変則と言われていても
僕の格闘技の先輩が評していたように
変則同士なら純粋に強さが出てしまうわけで
やっぱりたい外国人となると
同じ技術の体力勝負になりかねないということです。

最近こういうのを特に実感したのは
ブラジリアン柔術です。

多少時間に余裕もできて試合にも出ようと思っているので
ブラジリアン柔術(以下BJJ)の練習も始めているのですが、
格闘技で恐いのって知らない技術を使われることなんですよ
BJJでは寝技中心に試合が動きますが、非常に多種多様な技があります。
同じ技でもそこに至るまでの過程は百人百様というか、
相手のポジションや自分のポジションをどうするかという
『自分が戦いやすい場を整える戦略』
そして実際に相手を極めるまでの
『戦略を実行する戦術』

数年前までは
総合格闘技の強い選手なら身体能力だけである程度の対処はできました。
簡単にいえば体力だけである程度勝てたんですよ。

ですが
いまのBJJでは他競技でいくら強くてもBJJでの勝ち方を理解していなければ勝てません。
自分の強みをつぶされてしまうわけです。

それこそが
競技としての成熟なんだと思います。

お前如きがと言われるかもしれませんが
保守的な考えを良しとして技術の研鑽を怠った『様式美としての日本柔道』が
勝つために勝ち方を研究し続けてきた『生き残りの手段である本来の武道柔道』と開きが出てしまった現実だと思います。

でも
今の日本のトップ選手の中にもBJJの寝技やサンボやレスリングなどをを研究している選手は結構いるみたいですし、
今の不調はダイエットの途中で一時的に体重が変動しない時期にすぎないと思います。


頭の固い指導者とか
そいつらの顔色を窺わないといけない練習とか
世間の軋轢とか
そういうくだらないものが一段落つけば
きっと柔道は『超柔道』に進化すると思います。

「お前はどの程度だったんだよ?」
と聞かれましたら
「柔道はせいぜい県内でトップ争い程度でしたね、
ただプロ格闘技で周りにいたのは本当の日本トップクラスだったのでいろんな話は聞けてます」と答えますので
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