それでは、連載第33回目は、EF15の2回目、EF15 165をお届けします。
同機は、現在「碓氷鉄道文化村」にて、静態保存されます(写真)。ヘッドライトも、シールドビーム2灯の「ブタ鼻」ではなく、旧式ライトの1灯式、そこは原型で美しいです。
C62やC59といった急行旅客形SLが、先輪2軸のハドソンやパシフィックになっているように、旅客形電機も2C-C2です。一方D51やC58のような貨物、客貨両用SLが、先輪1軸のミカドやプレーリーのように、貨物形電機は1C-C1で、やはりSLに範を取っているのだなあ、と思います。先輪2軸は、高速走行時の遠心力対策であり、納得のいくものです。
なお、動輪の3軸台車は、軸重軽減対策とのことで、新性能機でもEF62で採用された方式です。設計に合理性はあります。
それでは、次回をお楽しみに。