Sengoku1985

何故、私は鉄道を撮り続けるのか?

Electric Locomotive#42

2016-11-11 | 鉄道写真


 それでは、連載第42回目は、EF55 1をお届けします。


 戦前、世界的に流線形が流行した時期があり、その際にEF53をベースに製造されたのが、EF55です。3輌製造されましたが、常に方転を考える必要があり、2C-C1という非対称の軸配置もあり、結果全機引退も、1号機のみ復活し、平成の世に走り続けました。


 写真は、尾久のイベント時に、転車台に載せられた姿です(写真)。


 同機は、昔は「カバ」と呼ばれたそうですが、今は「ムーミン」と呼ばれます。



 復活後、高崎運転所(現「高崎車両センター」)をベースに、週末を中心に運用に就きました。


 写真は確か「新前橋電車区」50周年記念イベント時の姿と記憶します(写真)。



 しかし、寄る年波には勝てず、遂に引退となり、最後の営業運転を、高崎~水上で行いました。それに偶然居合わせ、撮った一枚(写真)。運用は、ELが転車台を使える高崎~水上間のみでした。



 引退後も、暫くは屋外のイベントにも参加し、汽笛を鳴らしたこともありました。高崎駅のイベントにて(写真)。



 その翌年の、高崎でのイベントにて(写真)。



 そして、現在は、さいたま市「鉄道博物館」収蔵機となっています(写真)。遂に静態保存となったのは、残念です。


 もっと走り続けて欲しいELでしたが、旧式で、運用が方転出来る場所に限られるのが、難しいところです。


 それでは、次回をお楽しみに。

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