伊賀上野が元気になればいいなあ!

上野の城下町、どうなっていくんだろう、、、見守る元気はないけれど、静かに生きていこうと思う(笑)。

国民の財産のはず

2009-01-28 00:32:50 | みなさんにおしらせと独り言
2008年12月31日(水)付「しんぶん赤旗」より

【年金58施設売却 08年度
保険料で建設 国民の財産  31件(判明分)は営利企業に


 国民が納めた年金と健康保険の保険料で建設された「ハートピア」「サンピア」などの年金福祉施設が、2008年度に入って、12月末までの9カ月間で計58施設も売却されていたことがわかりました。名前が判明しただけで、半数を超す31施設を大手不動産会社やマンション業者などの営利企業が取得していました。

<9カ月間で>

 社会保険庁による年金流用や巨大施設への年金積立金投入などへの批判が高まるなか、自民・公明両党は05年6月、問題の原因究明をすることなく、「年金・健康保険福祉施設整理機構法」を成立させました。これを受けて発足した厚生労働省所管の独立行政法人「年金・健康保険福祉施設整理機構」が、全国の年金福祉施設302施設を売却しようとしているもの。

 同機構がホームページで公表している一般入札結果によると、11月14日入札の「秋田厚生年金休暇センター」などで応札者がなく、不成立になるといった例もありますが、ことし4月以降、12月25日までに計58施設が売却されました。

 落札者名、用途・目的については、落札者の同意が得られたもののみ掲載しているため、「法人」「個人」とのみ表示されているのが、それぞれ15施設、3施設。落札者が公表されている40施設中、社会福祉法人3、自治体2、学校法人、社団法人、財団法人、商工会議所各1のほかは、営利企業が31施設でした。

 このうち、東急不動産は、神奈川県鎌倉市の「ハートピア鎌倉」を11億100万円で落札、分譲用住宅を建てる計画。積水ハウスと長谷工コーポレーションは、「愛知厚生年金会館」を65億1340万円で取得、マンションを建てる予定です。北陸電力は9億円で、「石川厚生年金会館」を取得しました。

<もうけの対象>

 また、横浜市の人材派遣業者は、国民年金健康保養センター「もりおか」(岩手県)を1億2000万円で取得、宅地開発を計画。

 三重県鈴鹿市の不動産業者も「三重県厚生年金休暇センター職員・センター長宿舎」を2525万円で落札、宅地にして販売することを計画しています。

 このほか、取得した年金施設をカルチャースクール、自社ビル、学習塾などに転用するなど、国民の貴重な財産がもうけの対象とされていることが、改めて浮き彫りになりました。

 年明けから年度内に、「サンピア佐久」「ヘルシーパル赤城」など26施設が入札予定です。】
(補足:この中には当然ながら、ウェルサンピア伊賀も含まれています。)

伊賀のサンピアが、地域のみなさんとともに活動してきたことを「無」にしてはならないと思うのは、間違いでしょうか・・・「入札〆切り」は2月4日、入札日は2月19日。
市民活動」が実を結ぶのか、営利企業に落札されてしまうのか!

もう少しさかのぼった記事(2007.12.24付)では

【年金施設 たたき売り
2年で147物件
69件は営利企業に/54億が8億円落札も


 年金記録が2000万件近くも「特定困難」となっているなか、国民が納めた年金や健康保険の保険料をもとに全国各地に建設された「サンピア」「ハートピア」などの「年金福祉施設」が、この2年間に147物件(12/23日現在)も売却されていたことが、本紙の調べでわかりました。建設会社や大手マンション業者を含む営利企業には、判明しただけで69物件が売却されており、国民の貴重な財産がもうけの対象となっている実態が浮かびあがりました。

<本紙が調査>

 年金福祉施設の売却は、2005年10月に発足した独立行政法人「年金・健康保険福祉施設整理機構」がすすめているもの。社会保険庁による年金流用や巨大施設への年金積立金投入などへの批判が高まりましたが、自民・公明両党は同年6月、問題の原因究明をすることもなく、年金・健康保険福祉施設整理機構法を成立させました。09年度までに全国の年金福祉施設313施設、480物件を廃止・売却しようとしています。

 同機構は、入札によって売却をすすめていますが、05年12月から07年12月21日までの入札151件のうち、落札されたのは147件。うち、落札者の同意が得られず、落札者名が「法人」(54件)、「個人」(3件)とだけしかわからないのが、57件。落札者名が公表されている90件のうち、学校法人や医療法人、財団法人、自治体などを除くと、営利企業は69件にのぼります。

 企業名は明らかになっていませんが、約54億円を投じて建設された石川県の「サンピア小松」の落札額がわずか8億330万円など、国民の財産がたたき売りされているのが実情です。

 企業名が明らかになっている69件のうち、穴吹工務店(高松市)グループは、3件を落札しています。

 「サンピアさぬき」を取得した「穴吹ハートレイ」(高松市)は、地元紙によると、「国民年金健康保養センターかがわ」(同市)も06年11月に1億円で取得しています。同社は、機構側が落札者を公表していない「法人」のなかに含まれています。

<問われる拙速さ>

 大手マンション業者の「長谷工コーポレーション」は、東京・錦糸町の土地(約1680平方メートル)を28億円で落札、すでに15階建てマンションがほぼ完成して入居募集を始めています。さらに、「サンピア和歌山」を、「日本商業開発」とともに42億6500万円で落札、商業・住宅の複合施設開発を計画しています。

 温泉レジャー会社「大江戸温泉物語」(東京・江東区)は、岐阜県の「ヘルシーパル下呂」を06年11月に1億7100万円で落札、1泊4980円の「宿泊プラン」を宣伝したり、同年12月、岡山県倉敷市の王子が岳温泉の健康保険保養センター「ホールサムインせとうち」を1億2000万円で取得しています。

 売却・廃止が予定されている施設のなかには、経営状況のよいものや、リハビリテーション医療など地域医療に欠かせない存在となっている厚生年金病院もあるだけに、拙速に売却をすすめるやり方は厳しく問われる必要があります。

穴吹工務店グループが取得した物件
名古屋健康づくりセンター 15億1000万円
ハートピア松江 2億6062万円
サンピアさぬき 5億1384万円
(金額は落札額)】




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