カミサン伝説２０「ハッピー編」４２４
「また、ケンケンのおかげか？
ハルカ、
でも、
勝手に病院を抜け出して、
心配した罰はとらせてもらうからな！
２週間！
この店に出るのは禁止だ！」
「そうね！
心配かけて」
「ハルねえ、しょうがないよねえ」
寿司屋、その妻秋子、ハルカの半妹春美は言葉とは違い、
笑顔で言った。
「ごめんなさい。
それに気をつかってくれて」
ハルカはしおらしく言った。
すると、
春美が寿司屋の耳元で何か囁くと、
「そうか！
わかった！
ちょっと待ってろ！」
寿司屋は春美に何か言われて、
家の奥に入っていった。
「ハルねえ、
それから、チンタちゃん、
これから、
ちょっと付き合ってもらうからね。
その格好じゃ、アレだから、
もう少し、いい服に着替えて」
春美は年下のくせにそんな言い方をしたのだったが、
ハルカは病院を無断で抜け出したこともあり、
チンタは立場上何も言えないで、黙って頷いた。
（続く）
続エスカレーター改「諭吉が逃げた！亡者ガキ恐るべし？アホ高校生まさかの．．．」
いや、まだ、いなかった気がする。
それに、俺に追いつくのは無理だ．．．
「代理？
もうワンセットお持ち帰りですか？
そういう意味でしたか？」
ダメだ？
正直に訊こう。
「紙袋を預けたはずで．．．」
「ああ、それなら、
さっき受け取りに。
で、
やはり、
おすすめのセットをお持ち帰りに。
だから、
もうワンセットというのがおかしい
と思ったんです」
がーん．．．
タマガキ、どこから？
「顔色がお悪いですよ。
大丈夫ですか？」
諭吉が逃げた．．．
これは手品か？
亡者ガキ恐るべし！
うん？
あれっ？
そこに．．．
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