一年生から二年生までは、プールではなくて、川でおよいでいました。
わたしは、それまでおよげませんでした。
三年生になって菅谷小学校のプールへ行っておよぐことになりました。でもわたしは、およげないので、プールにかわっても同じでした。
そして、「よーし」と思って足をバタバタさせてみたら、前にだんだんとすすんでいきました。さっきはあっちの方なのに、こっちの方に来ていました。ふしぎだと思って、また向こうまでいって、足をバタバタさせてみたら、またこっちに来ていました。
その時は、「もうおよげたんだなあ。」と思った。そしてうれしかったのでどんどん、およぎまくりました。
わたしは、はじめておよげて、もっと早く二年生ぐらいの時から、足をバタバタさせてもっとじょうずに、およぎたいです。
わたしは、その時は、ほんとにうれしかったです。
鎌形小学校『三年生の文集』1975年(昭和50)3月