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里やまのくらしを記録する会

埼玉県比企郡嵐山町のくらしアーカイブ

嵐山町の俳人達(明治・大正期)4 越畑 根岸渡

2009-12-18 12:35:00 | 俳諧・俳句

越畑
 俳号 花蝶 花弄 香光 玉晃 紅雲 山石 松花
    清流 一川

 一川
   人去て花も眠るか薄月夜
   聞は皆別な声なり花千鳥
   近よれば花になりけり山の雲
   走入たる鴨の背にさす夕日哉

 雨水
   つゝがなく夜は明にけり芥子の花
   丁度よい頃もころなり初さくら
   山吹や稲田へ落る水の音
   絵日傘や持草臥て横くるま

 清流
   木雫に消る火縄や閑古鳥
   涼しさやあさ観音に夕薬師

 松花
   花にさへ一重は清し筑摩鍋
   飛びついた蛙も青し燕子花

 花葉
   餅搗や一番鶏に二番臼
   師走ではないかと起す朝寝哉

 花弄
   突負て背の子をおろす手鞠哉
   雨あした日脚のからむ時雨哉

 山石
   よくよくの事かと聞けば雪見哉

 香光
   鬼を出す顔つきもせず傀儡師

 玉晃
   抱籠や柳も知らぬ風の肌

 紅雲
   莞爾と笑顔見せけり
   紅梅や気楽二人の住所

 嘉静
   旭の昇迄なり蓮の花見船


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