仙台市の集会、抗議行動、参加者約300人くらいでした。
仙台市の抗議行動、デモ行進
11月11日首都圏での脱原発を訴える抗議行動に関して、いくつかの政治的な動きが表面化しています。
1つ目は、抗議行動の集会場所として日比谷公園を予定して、申請を行ったのですが、8月までは届出制であった集会開催申請が、許可制に変更されて東京都から却下されました。それを受けて地裁、高等裁判所に申請却下は不当であるとの訴えを起こしましたが、これまた、却下とのことでした。(仙台の抗議集会では、抗議文を送ることを決議しました。インターネット上でもその経過、不当であるとの意見表明が掲載されています。)政治活動の自由、表現の自由を著しく規制し、妨害する行為が自治体、裁判所で行われたことは民主主義にとって重大な挑戦であると考えられます。
2つ目は、11.11脱原発、原発反対の抗議行動の取材を、大手マスコミが口裏を合わせて妨害したとの報道です。記者クラブが取材を妨害しているとのフリーの取材記者が訴えています。その結果、大手マスコミは一切、11日首都圏、地方都市における集会、抗議行動を報道していません。日本の大手マスコミの自殺行為です。民主党政権、経済産業省、大手企業、原子力産業などによる政治的意向を受けて、彼らに取り込まれたマスコミが表面上は無視するといった形になっています。東京とでは10人に1人が参加するような大規模な抗議行動はマスコミが無視しても、口コミで横に広がることは確実です。このようなマスコミの報道姿勢を糾弾する必要があります。
3つ目は、年内総選挙を踏まえて、大規模な抗議行動、その抗議行動が政権党、政治に影響を及ぼすことを恐れた、政権党の恐れを証明しているのだと思います。大手マスコミを支配し、抗議行動を報道しないことで、自らの政治行動に対する批判を封殺しなければ、支持率も維持できないと考えていることを表しています。一見すると封殺に成功したかに見えますが、このような暴挙、封殺は必ず、新しい政治的な行動を引き起こし、エネルギーを与えることになると思います。彼らの姑息な手段、対応を批判し、これらの事実を多くの国民に知らせる必要があると思います。
<11.11東京での反原発集会、抗議行動>
脱原発を訴える市民らが11日、敷地内で活断層の疑いが指摘されている大飯原発の運転停止などを求め、国会周辺で大規模な抗議活動を行っています。
11日の抗議活動は雨が降る中、午後3時から、国会や各省庁、東京電力本店前など10か所近い場所で同時に始まりました。
数千人が集まっているとみられ、敷地内で活断層の疑いが指摘されている関西電力・大飯原発の運転停止や、建設が再開された青森県の大間原発の建設中止などを訴えています。
「(大飯原発の)再稼働反対、大間の建設中止」(デモの参加者)
「科学者が心配している。直ちに(大飯原発は)止めるべき」(デモの参加者)
国会前では、社民党の福島瑞穂党首らも参加して、「何が何でも国会で脱原発をやっていく」などと訴えました。この抗議活動、午後8時まで行われるということです。