1年半たっても依然として除染土壌、除染した廃棄物を保管する場所が決まっていないことこそが異常です。震災対策を最優先といいながら、消費税率引き上げに血道をあげる三党の感覚こそが異常です。放射能汚染、避難自治体の帰還条件確保策は国家、東京電力の最優先課題です。ふざけるなといいたい気分です。
<汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設>
福島第1原発事故の除染で生じる汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設について、政府は19日、立地調査の具体的な候補地を初めて福島県と同県双葉郡8町村に示した。候補地は計12カ所で政府が既に立地要請している大熊、双葉、楢葉の3町に集中。施設の受け入れに反発している自治体もあり、調査実施には難航も予想される。
12カ所は福島市で開いた県、8町村との協議会で示され、内訳は大熊町9カ所、双葉町2カ所、楢葉町1カ所。政府が同時に提示した搬出元の自治体割り振り案によると、双葉町は浜通り地方北側などの9市町村、楢葉町は同地方南側の3市町、大熊町は県内の残る47市町村から汚染土壌を受け入れる。
候補地は必要な敷地面積の確保や土壌の大量発生地からの近さ、谷・丘陵地形の有効活用、住民帰還の時期を考慮して選んだ。地質や地下水、動植物への影響、搬入のための道路状況などの調査を通じ、施設立地の適地を絞る。
県と8町村は調査の課題を整理し、可否を政府に回答する。井戸川克隆双葉町長は「候補地には『なるほど』という思いと『なぜここなのか』という両方の思いがある。調査を受け入れる条件は整っていない」と早期の調査実施を否定した。渡辺利綱大熊町長は「人材育成や研究開発、雇用など施設のプラス面も示すべきだ」と述べた。
富岡町は中間貯蔵対象外の放射性物質濃度の比較的低い(1キログラム当たり10万ベクレル以下)災害廃棄物を町内で最終処分する計画をあらためて打診された。遠藤勝也町長は「富岡を含めた4町とも今後の街づくりの障害となり、住民帰還の促進でリスクを負う。現段階で『分かりました』とは言えない」と語った。
細野豪志環境相は協議会後の記者会見で、中間貯蔵を特措法などで法制化し、施設の受け入れ自治体には電源立地地域対策交付金(電源3法交付金)措置を検討する考えを示した。
政府案では汚染土壌を県内各地の仮置き場で3年程度保管した後、2015年1月から中間貯蔵施設に搬入する。閣議決定された福島復興再生基本方針では、最終処分は中間貯蔵開始後30年以内に県外で完了する。
人気ブログランキングへ
<汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設>
福島第1原発事故の除染で生じる汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設について、政府は19日、立地調査の具体的な候補地を初めて福島県と同県双葉郡8町村に示した。候補地は計12カ所で政府が既に立地要請している大熊、双葉、楢葉の3町に集中。施設の受け入れに反発している自治体もあり、調査実施には難航も予想される。
12カ所は福島市で開いた県、8町村との協議会で示され、内訳は大熊町9カ所、双葉町2カ所、楢葉町1カ所。政府が同時に提示した搬出元の自治体割り振り案によると、双葉町は浜通り地方北側などの9市町村、楢葉町は同地方南側の3市町、大熊町は県内の残る47市町村から汚染土壌を受け入れる。
候補地は必要な敷地面積の確保や土壌の大量発生地からの近さ、谷・丘陵地形の有効活用、住民帰還の時期を考慮して選んだ。地質や地下水、動植物への影響、搬入のための道路状況などの調査を通じ、施設立地の適地を絞る。
県と8町村は調査の課題を整理し、可否を政府に回答する。井戸川克隆双葉町長は「候補地には『なるほど』という思いと『なぜここなのか』という両方の思いがある。調査を受け入れる条件は整っていない」と早期の調査実施を否定した。渡辺利綱大熊町長は「人材育成や研究開発、雇用など施設のプラス面も示すべきだ」と述べた。
富岡町は中間貯蔵対象外の放射性物質濃度の比較的低い(1キログラム当たり10万ベクレル以下)災害廃棄物を町内で最終処分する計画をあらためて打診された。遠藤勝也町長は「富岡を含めた4町とも今後の街づくりの障害となり、住民帰還の促進でリスクを負う。現段階で『分かりました』とは言えない」と語った。
細野豪志環境相は協議会後の記者会見で、中間貯蔵を特措法などで法制化し、施設の受け入れ自治体には電源立地地域対策交付金(電源3法交付金)措置を検討する考えを示した。
政府案では汚染土壌を県内各地の仮置き場で3年程度保管した後、2015年1月から中間貯蔵施設に搬入する。閣議決定された福島復興再生基本方針では、最終処分は中間貯蔵開始後30年以内に県外で完了する。
人気ブログランキングへ