“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

異常な国アメリカ 「殺す」「殺せ」に大喝采…米共和党TV討論会

2012年01月19日 15時00分00秒 | 臼蔵の呟き
異常な国アメリカ 「殺す」「殺せ」に大喝采…米共和党TV討論会


アメリカの大統領選挙の出来事です。共和党候補の討論会で候補者が「敵は殺せ、殺すのみとの発言をした」との報道です。私は非常に「違和感」を感じます。こんなことを国家指導者候補がいるような国家は「天罰」が下るのだと思います。
そもそも、イラク、アフガンに米軍が進行した、駐留することは正当性があったのでしょうか?
当時のイラク政権はアメリカ軍の攻撃対象であり、米軍進攻を要請したわけではありません。アフガンには米軍が一方的に決め付けて(アルカイダの基地がある)進攻したのが実態です。現在のアフガン政権はアメリカの傀儡政権といわれています。イラクも、アフガンも米軍は歓迎されず、早く撤退してほしい対象です。その米軍、アメリカの国家指導が敵は殺せ!と主張し、支持者が拍手する関係は異常というしかありません。このことがアメリカが世界各国から疎まれる存在、関係であることを証明しています。このアメリカが政治経済の指導的地位に存在し続けることは世界史にとっても悲劇でしかありません。アメリカ政権、政党、市民もそのことを知るべきです。
そのアメリカ政権、共和党の主張に戦々恐々とする自民党、民主党指導者は滑稽です。彼らの価値判断はアメリカ政権ですから、アメリカのこのような主張、振る舞いを無批判に受け入れているだけでは、諸国との外交関係もまともに築くことも難しいと思います。

<「殺す」「殺せ」に大喝采…米共和党TV討論会>

 米大統領選で共和党候補指名を争う5氏によるテレビ討論会が16日、南部サウスカロライナ州で開かれた。 21日に予備選が行われる同州は保守的な共和党支持者が多いとされ、候補の多くが安全保障問題でタカ派の主張を繰り広げた。
 アフガニスタンの旧支配勢力タリバンの最高指導者オマル師がパキスタンに潜伏していた場合の対応を問われ、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)は、「タリバンは米国人を殺している。我々は世界中のどこにでも行き、彼らを殺す」と主張した。
 ニュート・ギングリッチ元下院議長(68)は、サウスカロライナ州と縁が深い第7代のジャクソン大統領に触れ、「13歳で独立戦争を戦った彼は、米国の敵について明快な考えを持っていた。『殺せ』ということだ」と言い切り、会場から大きな拍手がわいた。
 一方、「小さな政府」の推進から在外米軍撤退を主張するロン・ポール下院議員(76)は「自分たちの国にしてほしくないことは他国にもすべきではない」と語り、ブーイングを浴びた。

東京電力の対応と反応

2012年01月19日 11時00分00秒 | 臼蔵の呟き
東京電力の対応と反応

東京電力が福島原発事故を引き起こし、その被災者、被害者、企業に「おわび」し賠償業務を進めています。その中で政府機関(お上)からの指摘に対して低調に「対応」を約束しました。お上には逆らわない。救済してもらう関係です。その救済資金は税金です。東京電力は事故収拾策費用、賠償費用を利用者である企業に上乗せし、負担させる計画を発表しました。ところ、通告された企業側から「ぶーぶー」との批判的意見が寄せられているとのことです。このことには2つの側面があります。

今まで多くの企業は東京電力に対して「批判的な意見」を言う関係にはありませんでした。理由は巨大な企業に批判的な意見を言って「仕返し」を恐れてきたからです。今回の値上げ発表に対しては「批判的意見」を言うことが出来たのでよかった。このことはよい変化です。

一方で多くの大手企業は、原子力発電、東京電力のエネルギー方針に無批判に応じてきました。そのことが政府、電力会社の原発推進を後押ししてきたことが事実です。そして、産業用電力として個人利用者より大口利用者として有利な単価で電力を使用してきました。その点では、今回の事故に対して企業としても日本のエネルギー政策、再生可能エネルギー開発、発電と送電分離に関して検討し、正々堂々と意見を表明することが必要だと思います。企業にとってコストは削減対象であり、安いことにこしたことはありません。しかし、経済合理性だけでなく国家の安全安心の視点から検討し、自らの意思、意見を持つことは重要な課題であると思います。企業は地域社会に存在し、地域に生かされる関係であることをもっと重視することが必要です。

<福島第1原発:東電に迅速な対応を指示…副文科相>

 東京電力福島第1原発事故に伴う損害賠償の支払いが遅延しているのを受け、奥村展三副文部科学相は17日、東電の鼓(つづみ)紀男副社長と広瀬直己常務を文科省に呼び、迅速かつ誠意ある対応を指示した。奥村副文科相は「被災された人の気持ちになって、謙虚さがないとあかんと思う。東電さんの場面がいろいろ映るじゃないですか、テレビに。(それを見ると)やっぱりね、頭(ず)が高い」と苦言も述べた。
 これに対し鼓副社長は「被災者の立場になって迅速に誠心誠意やることをお誓いする」と応じた。東電によると、昨年11月から請求に応じる人員を強化し、作業も簡略化。その結果、12月以降は請求をやや上回る1日約1000件程度の処理が可能になったという。
 一方、文科省の原子力損害賠償紛争審査会の示した指針に明記されていない賠償請求について鼓副社長は「個別にお伺いしながら、親切丁寧な対応を心がけている」とした。

<東電値上げに企業反発 生産移管・自家発電で離反も>

■経常益1.5%押し下げ
 東京電力による企業向け料金の引き上げは企業収益に重くのしかかる。デフレが続くなか、企業はコストの増加分を消費者に転嫁しにくい。SMBC日興証券の試算によると、今回の東電の値上げは、全上場企業の経常利益を1.5%押し下げる要因になる。産業界の反発は強く、一部の企業は自家発電の増設や独立系電力事業者への乗り換えで「東電離れ」を検討し始めた。
 自動車業界では乗用車の平均的な工場では年間10億円前後の電気料金がかかるとされ、東電管内では1工場あたり年間1億~2億円のコスト増になる。東電管内には日産自動車や富士重工業、ホンダなどが工場を持つ。
 群馬県などに工場を持つ富士重は年間の電力コストが工場や事務所を含めた会社全体で数億円増えるという。同社は群馬の2工場で自家発電設備を導入し、使用電力の半分を賄っている。今夏には本工場(太田市)にも導入する。
 ホンダも埼玉県に建設中の新工場に大規模な太陽光発電設備を設置する。自家発電は東電からの買電に比べ割高だが、節電努力との組み合わせでコスト増を抑制する。

■東電よりも割安
 化粧品のコーセーは主力の群馬工場(群馬県伊勢崎市)に、7月をメドに数億円を投じて自家発電装置を導入。ピークの使用電力の約半分を賄う。今回の値上げで東電からの購入より自家発電の方が割安になるという。
 値上げを嫌い、東電管外への生産移管を検討する企業もある。
 電炉大手の東京製鉄はH形鋼を生産する宇都宮工場(宇都宮市)で、夜間の電気料金が2011年12月時点と比べ約4割上昇する見通し。東鉄は「夜間電力の使用などで協力してきたにもかかわらず、一律の大幅な値上げは非常に遺憾」とし、仮にこの幅の値上げが実行されれば、生産の一部を西日本に移管することも検討する。
経営体力の弱い中小企業は値上げの影響を大きく受ける。製造工程に電炉を使う鋳物の事業者はコストに占める電力の割合が5%前後と高い。埼玉県川口市などの鋳物事業者137社で組織する川口鋳物工業協同組合では「電気代が上昇すれば、廃業を迫られるケースも出てくるかもしれない」(岡田光雄事務局長)と懸念している。
 「これだけ値上げするのなら、独立系事業会社からの購買拡大に向けて交渉のピッチを上げる」(大手百貨店)と「東電離れ」を宣言する企業もある。
 今回の値上げで電力小売りの新規参入組の特定規模電気事業者(PPS)との取引を増やす企業が増えるとみられる。東電は2000年以降の電力自由化で、管内の約410万キロワット(1万5千件)をPPSに奪われた。今後、PPSへの移行が加速する可能性がある。

 原子力発電所の停止で燃料費が上昇している関電や東北電力は今のところ値上げを検討していない。すべての原発が停止している東北電は「復興にマイナスの影響を与えるため可能な限り値上げを回避したい」としている。しかし原発停止が長引けば状況が変わる可能性はある。

悲嘆(グリーフ)

2012年01月19日 06時00分12秒 | 蜂助の呟き
 こんにちは。蜂助です。今日は、悲嘆(グリーフ)の話です。

 私も悲嘆(グリーフ)という言葉を生まれて始めて文字にしました。東日本大震災から10ヶ月と1週間が過ぎて、まもなく1年になるなと思うだけでもゾクッとします。少し長めの地震があったりすると私ですら当日のことが蘇ってきます。震災で身内や友人など大切な方を失った人は、なおさら辛いと思います。

 「震災で大切な人をなくされた方を支援するためのウェブサイト 震災グループサポートプロジェクト」というプロジェクトがあります。ここのホームページに「悲嘆(グりーフ)」について記述がありましたので紹介します。

http://jdgs.jp/index.html

   悲嘆(グリーフ)とは
 大切な誰かを失うことは、苦痛に満ちた出来事であり、人生最大の試練とも言われています。失って初めて、人は死別や喪失がこれほどつらく、悲しいものだと実感することが多いものです。
 重大な喪失のあとには、悲しみ以外にも、怒りや罪責感、落ち込みなど、あらゆる種類の思いもよらない感情に苦しめられます。また不眠や極度の疲労感など、身体にもさまざまな症状が出現します。これらの症状は悲嘆反応と呼ばれますが、時には永遠に続くのではないかと思うほど強く、その人の人生や生活そのものを圧倒することがあります。
 悲嘆反応は非常に個人差があるものですが、一方で、多くの人に共通して見られるものもあります。あらかじめご遺族自身がそれを知っておくことで、悲しみに対処する際に役立つことが多いと言われています。
 また支援者の人にとっても、大切な人を失った悲しみを理解しておくことで、ご遺族の置かれている状況やニーズ、抱えている問題を早く察知し、より適切に対応できるようになると言われています。
 このコーナーでは、すべての人に知ってほしい「悲嘆(グリーフ)」に関する事柄をまとめてみました。

 とあります。

 先日、紹介した「天国にぶっ放せ」という3月10日に仙台市の山から花火を2万発打ち上げる話を妻と2人の子ども(成人)にして募金と呼びかけたところ3人とも快く受けてくれました。私の家族の総意ということで鎮魂のための花火の募金をします。

 できることを、できるところからやれればと思っています。