昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

あかぎれ

2019-01-28 16:33:33 | 俳句

蕎麦を食ってきた。
代沢の『七つ海堂』である。
今風の女将さんがホール(といってもごく小さいが)を切り盛りしている。
大将はキッチンであろう。
酒を飲み蕎麦を食った。
蕎麦は色が白くきめの細かい更科風。
汁はやや酸味が勝ったピリッとした感じ。
美味かった。
蒸篭を二枚食った。
家から近いので気になっていた店だが、縁が合わずなかなか行けなかった。
この蕎麦と料理と酒でこの値段はお値打ちもの。
また来よう。

あかぎれをさらし風吹くうまのりか   素閑

あかぎれや破墨山水瀬田の景   素閑

あかぎれや屋敷の林や野の小川   素閑

あけの空地にわき出でてあかぎれや   素閑

とに出るもためらうたるにあかぎれや   素閑

素読せる五書五経なれあかぎれや   素閑

朝臣らもあかぎれ作る須磨の海   素閑

あかぎれの手を振り告ぐるエールかな   素閑

あかぎれや大理の柱美の館   素閑

夜は明けぬあかぎれの手の添え乳かな   素閑

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