昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

自由ヶ丘へフランス料理と桜を求めて

2015-03-28 20:00:37 | グルメ

先週から、この春爛漫の花見の季節の週末、何をしようかと密かにプランを立てていた。
そして、素晴らしいプランを思い付いた。
自由ヶ丘に行って、フランス料理をいただき、かーたんの服やアクセサリーを物色して一日を過ごそうというもの。もちろん花見も。オカブに臨時収入があったからこそこんな贅沢が出来るというもの。普段の家計ではこうはいかない。
そこで、薄曇りの土曜の10時半過ぎ、二人で家を出た。三茶からバスで自由ヶ丘学園まで。 
そしてフレンチのシェ・ソーマへ開店直後の11時半過ぎにご入店。 
 
 窓際の席に案内される。うんうん、いい感じ。このレストランは去年、幼馴染の友達を接待するのに使ったのだが、リーズナブルな価格と、なかなかグッドなお味がよろしく、気に入っていたのだ。
まずは、落ち着いたところでメニューを見まわしふんふん。今日は思い切り贅沢をするつもりで来たので、ランチでは一番高い「春の特別メニュー」というムニュで行くことにする。お飲み物は、シャンパーニュ・・・と行きたいところだが、とても手が出なくて、ヴーヴレ・ムスー。4600也。
かーたんと乾杯する。
さて、肝心のお料理。アミューズは鱒と飯蛸。アントレはサワー・クリームのジュレ、白身魚のポワレにお口直しのグラニテ。フィレ肉のステーキに、ラストのグラースとソルベとティラミスのデセール。いや、美味しかった。菜の花などの春野菜がふんだんに使われており、まさに春の香り。佳かった佳かった。

                                 

             

             

             

             
 
2時間ほどのお食事だった。お支払いを済ませて、御主人の相馬氏に玄関まで送られ、さて自由ヶ丘の街に出る。これから桜を求めての行脚だ。
自由通りを歩いていき、かーたんとエルさんの母校、玉川聖学院に桜があったのを思い出し、行ってみる。確かにあったが、まだ七分咲き。まあ、花見はここでいいだろうということになり、道路脇で立ったまま花見。空も抜けるような青空に変ってきた。
花見を終わり、再び自由が丘の市外に戻って、ちょっとお茶。自由通り沿いの東横線の踏切脇にあるベーグル専門店のテラスに落ち着いてアイスクリーム。それにしても今日は暑い。しかし、かーたんの服探しは気合が入っているので、始める前に休憩を取っておかないと身体が持たないのだ。
                                                                       

そして、店を出て本格的に服探し開始。自由ヶ丘の隅から隅まで何店もまわって、試着を繰り返すが、お気に入りのものがない。「もう、いーよう。それで」と口から出かかるが、これは二人の間では禁句。 それを口にして、今まで何度と怒られてきたことか。
それで2時間ほどお店周りをして、自由通りからちょっと入ったところにあるブテッィクでお誂えの春、夏ものワンピースあり。試着して30分ほどあーでもないこーでもないやって、やっとお買い上げの決断がつく。オカブの必死の「それがいい、それがいい!」のアドヴァイスも効いて無事お買い上げ。 
これから渋谷に行こうということになり、自由ヶ丘の駅に向かう途中、店のショーウィンドウのバッグに目が留まりこれもお買い上げ。
東横線に乗り渋谷へ出て、シブチカのピアス屋さんでピアス三点お買い上げ。
今日は食って食って食いまくり、買って買って買いまくった。明日からまた節約生活である。
渋谷からバスで代沢十字路まで。五時半過ぎにご帰館。お疲れ様でした。

まだ咲かぬ桜や妻の春衣   素閑 


春になりました。

2015-03-22 14:59:33 | 日記・エッセイ・コラム

春が立った。春霞の中、晴天のまさに春の陽気。
今朝は5時に起き、朝湯に入り、風呂場の窓から、隣の家の庭の桃の木の蕾が開きかかけているのを見て、本格的な春の到来を肌で感じた。
8時過ぎにかーたんは教会に出かけて行った。
春の陽気と朝風呂でぬくぬくして、居間でしばらく朝寝。
昼前に、北澤川遊歩道へカメラをもって散歩に出た。
緑道の桜の蕾はまだ固いが、気候が暖かければ来週の日曜頃が満開の見ごろになるのではないか?
まさに、『花をのみ待つらむ人に山里の雪間の草の春を見せばや』の心である。
淡島まで足を延ばして、緑道のベンチに腰を下ろしていると、白鷺がやって来た。ちょうど良いシャッターチャンスと、カメラを取り出す。
緑道のせせらぎで鰌でも取っていたのだろうか?
淡島のせせらぎ公園の前ではソメイヨシノの一足先に小松乙女が八分咲き。
春の訪れというよりももう春爛漫である。ジャンパーを着ていると汗ばんでくる。 

           

                        

上の写真のごとき春の午後の光景である。ソメイヨシノの蕾を撮ったがピンボケになってしまった。えい、ままよ、記念に載せておこう。
気の早い連中は、花も咲いていない桜の木の下で、酒盛りをしている。
オカブは家に帰って、昼食に蕎麦を食った。
長野県は茅野市にある渡部製麺所株式会社の信州蕎麦である。これがすこぶる美味い。大盛りをあっという間に食ってしまった。
佳い休日のひと時であった。

                                 

法然忌留守居の家に時計なる   素閑                                      


雛祭りなり

2015-03-03 22:19:10 | 日記・エッセイ・コラム

3月3日。雛祭りである。
しかし、今年は、主役であるはずのエルさんが、年度末の過酷な残業に追われているため、チラシ寿司と、蛤、菜の花のお吸い物の晩餐もなし。
まったく、世知辛い世の中である。
ただ、かーたんの音楽室にお雛様だけは飾った。
大きい夫婦の雛はエルさんがかーたんの実家の御爺ちゃん御婆ちゃんから買ってもらったもの。家来が一人もいないところが物寂しい。
小さい夫婦の雛はかーたんが嫁入り道具として持ってきたもの。置き場所がなくて三人官女や右大臣左大臣、五人囃子はお引き取り願うことになった。
そして、ゆるきゃらっぽい縫いぐるみのフルセットの雛はエルさんが大叔母さんから作ってもらったもの。
今年は、家にあるありったけの雛をかーたんが飾った。
しかし、今日は女の子の祭り、節句であるが、「女性がSHINE」だか何だか知らないが、女子をこんな定常的な長時間労働、深夜残業、休日就業の労働環境に放り込んでいて、少子高齢化解消、労働力不足解消もないものだ。
もう、エルさんの年代の女子は、疲労困憊してしまって、恋愛も結婚も、ましてやその先の子育てなどできないのではないか?
その労働力不足を移民で補おうなどという政策は、本末転倒というか、支離滅裂と言っていいだろう。
日本を、安定的に発展させるためには、若い世代が、安心して家庭をもって、子育てできる環境が不可欠である。
ぜひ、政府の再考を願いたい。

かんばせに老いが兆すや内裏雛   素閑 

       

                       


タブレットを買った。

2015-03-01 12:59:43 | 日記

タブレットを買った。
ドコモの『ドコモ光』サービスを受ける手続きにドコモショップに行った所、十数年使い続けていた携帯に、いつものiモードに繋がらない不具合が。
そこで、ここで思い切って、携帯を替えようということになった。 
さりとて、懐具合もさびしいし、オカブは世にいう携帯ヲタという人種とも違うので、最低限の機能と、最低限の値段の物を店員に選んでもらった。
しかし、ここで世に言う「スマホ」なるものも、ちょっとした誘惑である。
なにか、「スマホ」を使っていないと、自分は周回遅れの人間のような気分になってくる。
そこでiPhoneの初期費用とランニングコストを聞いてみるとそのお値段にお目玉が飛び出してしまった。
iPhoneを売りたそうな店員の兄ちゃんの追撃をかわすため、「まあ、今の世の中、ガラケーとタブレットの二台使いが主流だからな」などとよく分からん、ネットで仕入れた情報を基にしたセリフを言ってみる。
ところが、そこはなんにもしないドコモといえども店員の兄ちゃんはプロである。「それでは、もしご興味があるのでしたら・・・」と最初はオファーのジャブを軽く。そして「ふんふん」と誘いに乗って聞いているうち「お客様の使用状況にぴったりの大変お得なプランがあります」と食い下がってくる。こっちはもう相手の術中にはまっている。
そこで、だしてきたのがガラケー、初期端末代5400円、タブレット初期費用なし、タブレットの月々のお支払いが4906円というもの。これには飛びついた。
お得感満載である。しかし、手数料やらオプションやらで、これに少なからぬ金額が上乗せされるのはあとで聞かされたが・・・・
さて、肝心のタブレットは「dtab」。最新モデルであるが、いわゆる中華タブレットである。なんだ、iPadじゃないのか・・・・というなかれ。オカブもこのときまで「スマホ」やタブレットの機種には全く興味がなかったのだが、家に帰ってネットに上がっている評判を見てみると、この値段でこの機能はお値打ち、という評価がほとんどだった。
オカブは3Dゲームなどはしないし、タブレットと言っても仕事でプレゼンテーションに使うくらいだから、そこそこの処理能力なら、十分満足である。
これから、この板を使いこなすまで悪戦苦闘が続くのだろうが、まあ真新しいおもちゃと考えれば楽しくないとも言えない。せいぜい楽しんで遊ぶことにしよう。
まだ、どこをどういじったらどうなるか全くわからん状態である。使用した結果の評価は、いずれこの場でお知らせする。

しずやかに草の芽濡らすや春の雨   素閑