昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

エルさんの二十歳の誕生日

2011-11-29 06:28:00 | 日記・エッセイ・コラム

エルさんが今日で二十歳になった。なんというか感無量である。あの小さな赤ん坊が・・・・難産で生まれて高らかに産声を上げるというよりも、なんとか生命を保って世に出てきたといえる子が、健やかに育ってついに二十歳の年輪を刻んだ。エルさんが幼い頃「親馬鹿でなくては、子は育たない」とある人から言われたが、確かに親馬鹿を通してきた。エルさんは大学二年。いよいよ勉学にも熱が入り、バイトもこなし充実した青春を送っている。ただ本人に言わせると「リア充」ではないらしい。しかしこの子なりに生を謳歌しているのは親として満足である。これからも一生懸命、悔いのないように生きていって欲しい。

さて、今日の誕生日は家族揃って、家で誕生パーティー。いつもの美登利寿司の出前をとって、夕食にする。一同のハッピー・バースデイ・ツー・ユー♪の歌声で乾杯。エルさんの子供時代からの思い出話に花が咲く。大いに食べかつ飲み、しゃべり誕生日の宴は二時間ほどで終わった。

この子の成人の門出、祝福と幸あれ!

父親は燗酒娘の誕生宴     素閑

 

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ビフテキ・フリット

2011-11-27 06:03:00 | グルメ

かーたんは、朝は教会で、午後から歌の研修会でお留守。エルさんはバイト。オカブ一人で寂しく夕飯。何を食べようかと思ったが、サミットでオージービーフ、ステーキ用、100g138円というのが売っていたので、久しぶりに肉でも食うか、という気になった。しかし、スーパーのセールの肉といっても牛肉は牛肉である。オカブとしては清水の舞台から飛び降りたような気になって、250gほどの肉を買ってきた。さて、こいつをどう食うかと言うことである。やはり無難にステーキにするか。しかしステーキと言っても、所謂、高級ステーキ屋でだす目の前の鉄板で焼いて、小口にコックが切り分けるようなものは期待できない。そこでごくごく庶民的なフランス人の国民食、ビフテキ・フリットにして食うことにする。フリットというからにはジャガイモも揚げなければならない。たかが夕飯を食うのに、なかなか大事業になってきた。まず、ジャガイモをよく洗って、皮ごと拍子木に切る。それを熱々のサラダ油で10分ほど揚げる。肉は、肉叩きでよく叩き、包丁で切れ目を入れて、塩・胡椒。よく熱したフライパンに溶かしバター、肉を入れ、強火で表面を良く焼く。火を落とし、ウェル・ダンにする。最近の安い肉は、肉の中まで最初から切れ目が入っているので、良く焼かないと衛生上問題があるらしい。ユッケ騒動もあったことだし、十分に焼く。できたところで皿に移して完成。フランス人はこのビフテキ・フリットを毎日のように食う。本当にこいつらはこれでも美食の国の国民か?と思うくらいに毎日の献立に変化がなく、このつつましく焼いた肉料理ばかりを食う。肉といってもフランスは農業国である。日本とは事情が違う。中世の昔ならいざ知らず、今は庶民でも安直に手に入る。そんなことだから、このビフテキ・フリットというのは、日本で言えば、牛丼と焼き魚、芋の煮ころがしなんかに相当するポピュラーな食い物なのだ。だから、オカブもなに気兼ねすることもなく、食って満足した。

焼肉の煙厨に木枯らしや     素閑

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かーたんのコンサート

2011-11-26 09:31:12 | 日記・エッセイ・コラム

かーたんの合同コンサートが下北沢であったので行ってきた。6人ほどの出演者の仲でかーたんは5番目。歌った曲は『グノーのアヴェ・マリア』と『You Raise Me Up』なかなか聞き応えの歌唱だった。今日の本番はコンディションが良かったのか、声が芯に入っていて、ふんわりとした普段のかーたんの声にしてはとても芯のある強い声だった。しかも、持ち味のやわらかい広がりのある声のメソードは遺憾なく発揮されていて、発生と言う点では満点に近い。ただアヴェ・マリアの最後のピアニシッシモでフェードアウトしていくところが完璧ではなく惜しかった。あと『You Raise Me Up』では英語の発音がちょっとおかしかったといえばご愛嬌。普段、ドイツ語とイタリア語の歌しか歌っていないかーたんとしては英語の歌は他流試合みたいなものだったろう。ご苦労様でした。

 

時雨落ち堂に響ける聖歌かな     素閑

 

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