昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

教会のキャンプに行ってきました。その2

2009-07-31 07:15:00 | 旅行記

Dscf0233_edited 今日は朝から生憎の雨。予定を大幅に変更しなければならない。しかし、予定のハイキングを、スタッフの臨機応変の機転により「室内オリンピック」に切り替え、二人三脚、槍投げ、綱引きなどで楽しんだ。10:30に宿を出て、恩賜林公園に向かう。この公園の施設で、子供たちには木工工作を楽しんでもらう。そして、公園内のバーべキュー・ハウスで野外クッキング。今年のメニューはソーメンだ。大人と子供がそれぞれのグループに分かれて、グループごとにクッキング。食べきれないほどの大量のソーメンを作って、お腹一杯になった。Dscf0234_edited_4 Photo_5                  

 

 

 

 











宿に戻り、お風呂、夕食の後、お楽しみタイム、昨日できなかったキャンプファイヤーと続く。Dscf0245_edited_2 お楽しみタイムは各グループごとのスタンツ(寸劇)。テーマは新約聖書のザアカイのお話。各グループごと、演出や、小道具などに趣向を凝らし、子供のもどかしい演技もそれはそれでご愛嬌で、笑った笑った。その後、ファイヤーを囲んで花火、そして恒例のマシュマロ焼き。予定よりも30分おして、21:30に子供は就寝。大人は今日もグロッキー。しかし、大人の「お楽しみタイム」は盛り上がっていたようだ。昨日は焼酎、今晩はワインと、宿の辻さんに差し入れてもらって、遅いメンバーは2時過ぎまで飲み明かしたようだ。


    


       高原の雨そぼ降るや夏涼し     素閑





 

 

 

 

 

 

 


教会のキャンプに行ってきました。その1

2009-07-30 06:47:00 | 旅行記

Dscf0242_edited_2 夏休みということで、教会のキャンプに、山梨県の忍野村に行ってきた。教会のキャンプといっても、大人向けのものではなく教会学校の子供が主役。小学校の林間学校のようなものである。しかも今年は参加者が小学校低学年中心。30名あまりの子供を引き連れて総勢42名の大集団は新宿バスターミナルを富士急バス山中湖行き長距離路線バスに乗り込んだ。忍野村入り口に12:50着。当初の計画ではパインズパークで、昼食をとって子供たちを遊ばせる計画だったが、バスを降りたとたん大粒の雨が降ってきて、計画は中止。直接宿に向かう。宿は6月に下見に来た、「ふじとみた」旅館。今回は貸切である。旅館の大広間で開会礼拝、昼食の後、雨が小降りになったので、子供は宿の広い敷地の庭で遊ばせる。18:00に夕食。雨が強くなってきたので、予定の戸外のキャンプファイヤーを中止して、屋内で紙で作った即席のファイヤーを囲んで、遊びまくる。オカブはこのキャンプには二度目の参加だが、すさまじい子供のエネルギーに圧倒された。21:00に子供は就寝。もっとも、すぐに寝る子などいないが。大人はスタッフミーティングの後、親睦会などをささやかに。25:00頃、大人も就寝。お疲れ様でした。


  夏富士も見られずとも良し子らの幸     素閑



フランス絵画の19世紀展・横浜美術館

2009-07-25 11:15:00 | グルメ

渋谷から東横線、みなとみらい線で、みなとみらい駅まで。横浜美術館は駅から程近いところに在った。さて、展示はフランス絵画の19世紀というテーマだったが、アングル、ダヴィドから始まり、ピサロ、シスレー、モロー、ドガ、シャバンヌ、ルドン、モロー、ドニとなにか非常に雑然とした印象を受けるコレクションだった。新古典派から、印象派、象徴主義、ナビ派まで一堂に集めて、どのようなくくりで説明するのか主催者の弁が聞きたいところ。ただ、新たな時代の革新的旗手である印象派の画家が、アカデミズムの権化たる新古典主義のアトリエに出入りし、彼らのもとで画技を磨きアカデミー・フランセーズ、エコール・ド・ボーザールの影響を受けていたことは興味深い。だから、印象派の連中は新古典主義者に対してそう悪い印象をもっていなかったようだ。しかしここにドラクロワがないのは大きな片手落ちだ。ダヴィドからジェリコー、ドラクロワに続く、古典からロマン主義への、前人の業績を否定しつつ前進していく、この時代の美術史的流れをぶった切ってしまうことは、なんとしてもやりきれない。もとより、オカブはドラクロワを評価していないし、フランス美術のロマン主義を単に形式主義的な「ドラマティック」な意味での「ロマン主義」としてしか捉えていないが、その時代に咲いたあだ花のカリカチュアとしてぜひ展示して欲しかった。もっとも、ロマン派の絵画を持ってくるのはコスト的に割が合わないと主催者側の事情もあるのだろうと、下種の勘繰りをしてしまうわけだが。まあ、展示されたものでは、古典派の精緻な風景画が良かった。フランス風景画の濫觴がドイツロマン派のそれと大いに哲学を異にしていることが見て取れた。

 さて、美しい絵画の数々を見て目を肥やしたので、お腹のほうも肥やそうと、中華街に異でも見て、餃子の「王将」にでも入ろうと(これも立派な中華料理)、マジにかーたんと話していて、みなとみらい線で、元町・中華街に向かう。ところが、餃子の「王将」は見当たらないし、軒を狭しと連なる中華料理店に入りたい誘惑に駆られるわで、かねてオカブがネットの口コミで目をつけていた「招福門」の飲茶バイキングに入る。30分ほど待たされて席に案内される。中華料理に疎いオカブは「飲茶」というものがどんなものか具体的イメージがつかめなかったのだが、餃子とか小さな肉まんとか焼売とかのこと。

蒸篭に入れて蒸したものが多い。とにかく小麦粉の皮に包まれているものがほとんどで終わりのほうになると何を食べているのか分からなくなる始末だったが、とにかくお腹一杯まで食べて、もとはとったと思う。ちなみにここのバイキングは、メニューから好きなものを注文すると調理して持ってきてくれるというシステム。蒸すだけだからそんなに手間はかからないのであろう。生中と紹興酒2合、二人前バイキングでお会計締めて6700円也。まあ。こんなものだろう。ちなみに席は背もたれがついていないがこれは客に長居をさせないという、中国6000年の歴史の知恵のなせる業か?

二人ながらよくこれだけ食ったものだと思う。食べたものが喉まで詰まった状態で、冷水を飲んでお腹をだましつつ、席を立つ。留守番をしている、エルさんに月餅のお土産を買う。
お腹を抱えながら、中華街見物。雑貨小物の店を冷やかし、関帝廟などを見て帰途に着く。東横線で渋谷まで。渋谷から井の頭線で下北沢。下北沢のタウンホールで一服休憩をとってから家路に着く。それだけ真夏の強行軍は老体に堪えたということだ。


日盛りに人あまたおり中華街     素閑

 

 

 

 

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また!また!また!ウィンナ・シュニッツェル!

2009-07-22 20:51:38 | グルメ

今日は、76年ぶりに日本本土で皆既日食が見られるということで、巷のニュースも話題も持ちきりだった。しかし、オカブは昨日から、製品販売のwebサイト作りで徹夜の状態。とても皆既日食どころではなかった。そこへ持ってきてかーたんは池袋へ研修会。エルさんは塾の夏期講習。ばーたんは観劇に。まったく肝腎なときにいない奴らだ。一人孤塁を守る男寡の心境はいかに。かーたんが7時頃帰ってくるという。たまたま、ステーキにして食おうと買ってあったお買い得のオージービーフがあったので、今日は商売繁盛を願って、またまたまたウィンナ・シュニッツェルを作ることにする。前回は半分失敗したので、より出来栄えのいいものが作れるといいなあ。

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肉である。オージービーフもも。サミットストアで1パック2枚入り328円。100g108円の代物である。

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肉を薄く薄く延ばすのは前回どおり。肉に穴が開こうと、千切れようと気にはしない。シュニッツェル作りの一番目の要諦である。

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延ばした肉を小麦粉にまぶす。粉にベーキングパウダーを混ぜることは前回述べた。要はむらなくまんべんなくまぶす。

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小麦粉をまぶした肉に溶き卵を絡める。3人分で卵大2個が目安だろう。

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前回にも登場したセンメル・ブレーセル。センメル粉というドイツ・オーストリアのパン粉である。ウィーンのスーパーで買うと一箱2ユーロぐらい。安い!

 

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センメル・ブレーセルの粒状。普通のパン粉よりも粒がはるかに細かい。フランスパンをすり鉢ですって粒を細かくするように書いてあるレシピ本があることは前回に既述。

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センメル・ブレーセルを肉にすり込む。薄くまぶすだけ派とごしごし厚くすりこむ派があるらしいが、オカブは厚くすり込む派。

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たっぷりの高温のサラダ油で揚げます。オーストリアでは少量のラードで揚げ焼きするとは前回述べたが、日本でラードを揚げ油に使う家庭はまずないだろうから無視無視。

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料理は出来上がっているのだが、ここで甘露の一杯。これがないと何も始まりません。しまった!鮭の尻尾が写ってしまった。実はエルさんのおかず。

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完成したウィンナ・シュニッツェル。仔牛の肉ではないので熱を通すと鯨カツのように色が黒ずんでしまう。もはや肉は原形をとどめていない。かーたん評によると前回よりも美味だった由。

お前の料理はシュニッツェルしかないのかといわれそうだが、たまたまここの所オカブの手料理にシュニッツェルが続いているということ。何回もレシピを載せてウザイという声も聞こえてくるが、ブログのネタが無いものでご勘弁願いたい。明日は早朝から仕事だ。片付けはかーたんに任せておやすみなさい。

 

 

 

     陽の欠ける夏の雨間の祈り篤し     素閑


西原悟ライブに行ってきました

2009-07-09 21:44:00 | アート・文化

Dscf0175_edited かれこれ十年来の畏友、西原悟氏の50歳の誕生を記念し祝うライブに行ってきた。会場は六本木のライブ・バー「KNOB」。演奏は8時から始まるのだが、客先から直帰したので大分早く会場に着いてしまい、まだリハーサルの最中。西原悟氏といっても、ご存知の方は少ないと思うが、NHKの素人のど自慢でピアノ、キーボードを弾いている髭のおじさん、と言えばあるいはお分かりになるかもしれない。彼は、キーボード奏者にしてミュージック・アレンジャー。NHKの番組では、演奏のほかに本番前日から予選通過者の歌う曲のパート譜を徹夜で書き上げる作業も引き受けているという。ライブは彼の挨拶から始まり、ゲストでポップス・シンガーの青木まり子さんの歌を皮切りに、クリスチャン・ミュージシャンの大御所、岩淵まこと氏のアルバム「ペトラ通り」からのナンバーを中心とした歌唱曲。インストルメンタル曲を混じえて、カントリー・シンガーのささ木ゆうこさんの歌。などが続く。岩淵氏と西原氏の軽妙な掛け合いの語りが笑いを引いた。インストルメンタルでは悟氏の絶妙の指さばきによるインプロビゼーションの技が聴けた。終曲は、4月に召天した西原氏のご尊父、明牧師に思いを寄せて、悟氏が作曲したオリジナル・インストルメンタル曲『暫定的な、なにものか』(?だったけな????)。アンコールにささ木さんのカントリー・ナンバー。盛り上がったコンサートだった。出演者は他にドラムスの市原康氏、ベースの谷源昌氏。5000円でフリードリンク。オカブが飲んだのはテキーラのロック4杯。空きっ腹に引っ掛けたので回ってしまった。悟氏の誕生日は7月12日。当日には再度、三軒茶屋のライブハウス「ラヂヲデイズ」で祝賀コンサートが開かれる。この日を以って彼も晴れて50台の仲間入りをするのである。おめでとうさん。(^^)

     更けゆく夜火酒をふくみつジャズの音や     素閑