昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

正月三日

2011-01-03 21:42:36 | 日記・エッセイ・コラム

はや正月三日。今日で年始休みも終わりだ。どこにも出歩くことのない寝正月だったので、かーたんと近所に散歩に出かける。梅が丘まで緑道を歩いて、さらに豪徳寺駅まで。それから世田谷線沿いに豪徳寺まで歩く。 豪徳寺が今年の初詣という形となった。豪徳寺で井伊家代々の墓を見た。井伊家はご存知、神祖家康に使えた直政に発し、幕末の開国派、そして桜田門外の変で名高い、十二代直弼がよく知られている。直弼の墓は、井伊家の墓所の一番端にひっそりと建っていた。初詣の人で賑わっている。それから、竹林が美しい勝光院にまわり、一休みしたいので、目を見張る日本庭園がある上町の『城山』という喫茶店に足を向けたが、生憎、いつかからの営業。世田谷通りに出て、開いている店はないかと探していると、区役所入り口にある、『大吉』という上海料理の店が開いていた。炒飯、餃子、焼そばなどでビール。満足満足。それから松蔭神社に参って商売繁盛祈願。これだけ神社仏閣を廻ったのだからなにかご利益があるだろう。帰宅したときにはとっぷり日が暮れていた。7時から『ニューイヤーオペラコンサート』。トップバッターの幸田浩子は、オランピアなどの役もこなせるのにちょっと役不足の感。それに対して、ドン・ジョバンニも、デリラを演じた林美っちゃんもちょっと色気不足の感。小山由美が歌った『こうもり』のオルロフスキーのレチタティーボはこれだけっ?ていう感。まあ、今年は福井敬さんが大活躍だった。それにふさわしい名演で、押しも押されもせぬ日本オペラ界の重鎮の実力を見せ付けた。木下美穂子はソプラノでは日本実力ナンバーワン。森麻季がでなかったのは第二子をご懐妊か?フィナーレの『シャンパンの歌』はよかった。みな、よく声がでるね。日本オペラもだんだんレベルアップしてきた印象。ブログを書いて、明日に備えて早めに寝る。


    物憂げに口上申す三日かな     素閑

   

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正月元旦

2011-01-01 20:45:00 | ご挨拶

年が明けた。一応、家族と、隣家の叔母とで新年の祝い事。エルさんには、両親から、一応『去年は頑張りましたで賞』としてお年玉を小額。形ばかりのお年賀だ。そして、御節をつまみ年酒を酌み交わす。酌み交わすといってもほとんど親父の独り酒状態。まあこれもよい。御節は、蒲鉾や伊達巻などををのぞいてほとんどばーたんの手作り。これも長らく我が家の伝統だ。手作りの御節というのはまことによいものだと思う。近頃はやりのデパートや、有名料理店の仕出しの御節など食う気もおきない。まあ、買う金も無いというのも大きな理由ではあるが・・・飲んだくれる前に、かーたんの実家へ新年の挨拶。下の甥っ子に形ばかりのお年玉。うちに帰り、うとうとと寝正月。御節の残りとビールで適当に夕食を済ませて、夜7時から恒例の『ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート』。メストの指揮はベタのオーストリア人だけあってベタのウィーン風のワルツとポルカ。お国柄が素直に反映されていて安心して聞いていられるという点ではその通りなのだが、なにかけれん味が足りないというか物足りない。それならいっそのこと、ウィーンを訪れるおのぼりさん観光客に聴かせるつもりで、もっと「ベタベタ」のウィーン風を発揮して欲しかった。テレビをつけたまま白船夜船。よく寝る正月だ。


    朝日差し何はせずともまずは春     素閑

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