昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

布海苔蕎麦

2016-02-27 15:39:51 | お惣菜

布海苔蕎麦という蕎麦を食った。
かーたんの教室の生徒の親御さんからお歳暮に頂いたもので、高価そうな化粧箱に入っている。
「布海苔蕎麦」というのはいわゆる新潟名物の「へぎ蕎麦」のことで、もちもちとした食感とつるっとした喉越しが特徴だ。
今回頂いたものは、十日町の『小嶋屋総本店』の謹製になるもので、麺つゆ付き乾麺の10束入りの贈答用だ。
これを、夕飯代わりに喰う。
まずは蕎麦を茹でる。5分強の茹で時間だ。オカブは蕎麦は固めが好き。だからこんな短い茹で時間で済む。
茹であがりを冷水に晒して笊に上げ、用意の麺つゆと薬味、そしてお酒という具合で頂く。
この蕎麦は布海苔をつなぎとして使ったもので、布海苔の香りがとても心地よく食欲をそそる。
しかし、そんなことはものかは、蕎麦は食い時を一心不乱に食う主義なので、あっという間に乾麺二束、超大盛を食い果たしてしまった。
美味かった。
この布海苔蕎麦も、いつか注文しよう。
ご馳走様である。

沈丁花ひとむら咲ける晝近し   素閑


インフルエンザから完全快復

2016-02-20 23:17:22 | お惣菜

約、2週間弱寝込んで、やっとインフルエンザから完全快復した。
折角だから、外でも出歩こうと思ったが、生憎の雨。
やはり、家の事務所で書類整理をしたりゴロゴロしたり。
「完全快復」「全快」といっても、まだまだ本調子にはならないものだ。
そんなこんなで、昼過ぎから風呂に入り、たんまり溜まった垢を落として、一段落。
さっぱりして、熱燗を一本。2週間ぶりの酒だ。本当に一滴も飲まなかった。
夜は、一足先に全快したかーたんが鍋焼き饂飩を作ってくれた。熱々で美味く身体が温まる。
これで、もうきれいさっぱり風邪とはおさらばしたいものだ。

ほのやかに春は兆しぬ雨烟むる   素閑 


かーたんの誕生日

2016-02-11 22:18:20 | 日記

建国記念日。
インフルエンザで夫婦揃って、ぶっ倒れているのだが、この日はかーたんのうん十何回目かの誕生日である。
やはり、お祝いをしなくちゃいけないのかなぁ?などと病床でぼんやり考えていたら、この時はまだ罹患していなかったばーたんが、美登利寿司で寿司を取ってくれた。
ありがたい。
しかし、完全隔離状態なので、地下で、ささやかながら夫婦水入らずの誕生祝。
もうかーたんも老境にはいったのだが、 よくここまで連れ添ったものだ。
「女房とすだれは古いほうが良い」というのは細川三斎の故事からオカブが作ったオリジナルの格言なのだが、本当にそう思う。
夫婦の良さとは、長くにわたって、人生の浮沈、世の中の荒波と僅かな喜びを共有してきて、初めてわかるというものだ。
かーたんには感謝している。
寿司を食ってすぐ寝たが、いい誕生日だったのではないか?

紀元節妻の白髪のおくれ毛や   素閑 


インフルエンザにかかってしまった。

2016-02-09 20:00:32 | 日記

インフルエンザにかかってしまった。
最初、日曜日にかーたんが調子が悪いといって、予定のお出かけをキャンセルしたのが始まり。
その翌月曜日、風邪か?ということで耳鼻科で薬をもらってきたが、さらに翌火曜日、微熱が出て検査の結果、B型のインフルエンザと判明。
そのころオカブは8度6分を超える発熱で、完全に重篤なインフルエンザであることは明らか。 かーたんと入れ替わりに医者に行く。
なにやら吸入の薬と、錠剤を三種類もらってくる。
とにかく、熱でフラフラするのと、体の筋肉がミシミシ痛いので堪える。
かーたんは予防接種を打っていたので、発熱もそれほどでもなく、軽い症状だが、オカブは重態である。
夜に、温かいオジヤを食べて寝たのだが、体が痛いのと、熱で辛いのでよく寝られなかった。
一週間弱で、ほぼ起きられるようになったが、悪質なインフルエンザは家族全体に飛び火して、次の日曜にはエルさんとばーたんがぶっ倒れた。
酷い目に遭った。
下は、インフルエンザになる前の元気なころの写真です。

病んでなお掛け取り気にする二月かな   素閑 


ラムにした。

2016-02-06 08:38:11 | グルメ

この前ビールを飲み、その勢いで、糖質制限の禁を破って、いろいろな炭水化物、パスタや蕎麦などを食いまくったら、体重が3キロも増えていた。
これはいかんということで、急遽、酒をビールから、糖質0のラムに替えた。
ラムはもちろんご存知の通り、サトウキビを原料とする、キューバ原産の酒。
アーネスト・ヘミングウェイがこよなく愛したことでも知られる。オカブも大好きだ。
これをソーダ割でやる。レモンジュース、砂糖、ソーダをミキシングしたダイキリなどというカクテルもあり、お気に入りなのだが、そうそう本格的なバーなぞには行っていられない。
ラムでカクテル・タイムを楽しみながら、今期の締めとして、最終納品先の顧客とダイニングで談笑する。酒を飲みながら仕事ができるのも、自営業の気楽さがなせる業だ。
ところで1月29日にオーレル・ニコレが亡くなった。一代のバッハ吹きの最期。合掌。

富士紅く皆もあおげや春立てり   素閑

 


ビールを飲む

2016-02-02 14:59:04 | グルメ

ビールを飲んだ。
別に大したことではない。ただビールを飲んだだけである。
しかし、糖質制限ダイエット中のオカブにとっては「ビール」を飲むということは、驚天動地の一大事なのである。
かつて「糖質0」と称する発泡酒を飲んだ。不味くて飲めたものではなかった。ビールのコクと味わいが全くない。酷いものだった。
飲んだビールは『キリン一番搾り』である。このビールはいい。ピルスナー(麦芽とホップと水だけで作られたビール)であるにも関わらず標準価格で買える。西友で500ml缶242円(税抜き)である。もちろん美味い。このジャンルのビールでは『サントリー・モルツ』があるが、こちらはそんなに美味くない。
ところで、国内のビールの消費量が右肩下がりに落ちているという。日本の消費者はどうしてしまったのだろう?
ビールほど美味い飲み物はないのに・・・(主観)
確かに日本のビールの値段は高い。そこでビール・メーカーは発泡酒だ、第三のビールだ、とあの手この手で割安の商品を出してくる。
それが「正統」ビールの割高感を否が応でも増し増している。
ビールが水代わりの欧米とは事情が違うといっても釈然としない。
酒税の高さもあって、ビールを飲むときは日本はなんと嫌な国だろう、と自虐的になる。
しかしビールを飲めるだけでもありがたい。
今日は500ml缶を2缶空けた。

春近ししじま刻める置時計   素閑