昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

アドヴェントおめでとうございます。

2016-11-27 18:30:11 | 日記

日曜日である。
普通の日曜日である。
しかし、今日はアドヴェント(待降節)の第一日曜日である。
キリスト教会では、クリスマスに劣らずとりわけこの日を大切にする。
もちろん教会に行く。
クリスマスデコレーションの整った会堂で礼拝を捧げる。
教会では気の滅入る事件があるし、この日も憂鬱な出来事があるが、クリスマスを迎える礼拝はそれなりに聖い心になる。
礼拝が終わると、クリスマスに備えた聖歌隊の練習。
そしてオカブは担当の会計作業がある。
気を使う繁雑な仕事を終えると教会の戸締りをして、いつもの『きゃんどる』にかーたんとランチに行く。
美味しいランチを食べながら、かーたんとエルさんのことなど語り合う。 
ここもほんといい店です。なんせ、このランチのセットが千円で食べられるんですよ~。(ビールを抜く)
西友で晩のおかずを買って、ホコ天の茶沢通りを自転車を押して帰宅した。

待降節ほのかな喜び胸に抱き   素閑 


娘の誕生日@フォルツァ・ドンナForza Donna

2016-11-26 23:56:55 | 日記

エルさんが29日で25歳になる。お肌の曲がり角だ。もうそんな歳になるのかと感慨深い。
そこは措いておいて、先ずは飲めや食えやの誕生パーティーだ。
馴染みの若林のイタリアン『フォルツァ・ドンナ Forza Donna』を予約した。
エルさんとかーたんとばーたんとオカブの4人だ。
バーたんがいるので家からタクシーを張り込んだ。
先ずは飲み物をとって、寛ぎ、美味しい料理を味わいながら、家族で語り合う。
エルさんの職場のこと、年始にエルさんとばーたんとで行く旅行のこと、一度は欧米などの海外に行っては、というオカブからのエルさんへのアドバイス。
とりとめのない、しかし楽しいおしゃべりと料理、飲み物であっという間に時間が過ぎた。
料理の注文はいつもかーたんと来るときのおなじみのもの。
ただ、今回はばーたんの要望で特大のピザを二枚も!!!
さんざん4人で飲み食いしてお支払いは1万3千円余り。驚き!ほんといい店です。ここは。
帰りも4人でタクシーで帰宅した。
エルさんの人生に幸と希望あれ!

冬来たり祝う娘の誕生日   素閑 


11月の降雪で雪をかぶった富士を望む

2016-11-25 17:49:41 | 日記・エッセイ・コラム

仕事の時間待ちでキャロットタワーに来た。
26階のラウンジで時間を潰そうとしていると、窓から素晴らしい景色が飛び込んできた。
昨日は54年振りの東京の11月の降雪だったが、当然、富士の高嶺にも雪は降ったであろう。
その翌日、新雪をまとった富士山が、晴れ渡った青々とした空を背景に堂々と聳えているのだ。
思わず手にしていたカメラで撮影した。
オカブが学生時代、登山のサークルに入っていたころは、冬山登山を前にしてだいたい11月下旬に雪上訓練というものを富士山で行うのが習わしだった。
しかし、当時は現在と比べても非常に雪不足の時代で、その時節は富士山にほとんど雪がなく、12月にずらして雪上訓練をやったり、場所を富士山から北アルプスに移して行ったりしたものだ。
この雪上訓練のプログラムの中に富士山の頂上でのビバーク訓練というのがあるのだが、これは厳寒の頂上でツェルトというテントというには名ばかりの薄いナイロン布の中で、シャツの上にはセーターとヤッケだけという出で立ちにて一夜を明かすという過酷なものだ。オカブはこれで一睡もできないのだが、中にはぐ~すか眠ってしまう豪傑もいて驚いたものだ。
この雪上訓練は、吉田口でやるのだが、訓練終了後、富士吉田の浅間神社に下山して、地獄の「打ち上げ」が行われる。
これは、一同の前に日本酒の一升瓶が数十本と並べられ、新人は洗面器ほどもあろうかという登山用の食器になみなみと注がれた酒を何倍も飲み干すことを強いられる頂上ビバークにも増して過酷なものだ。
ビバークで寝ていない身体に大量のアルコールはきつく、オカブは急性アルコール中毒にかかり動けなくなり、浅間神社の境内で一夜を明かし翌日帰京したことがある。境内には大量の吐瀉物を残したまま・・・さぞや木花咲耶姫がお怒りのことだったろうと思う。
そんな、懐かしい思い出を胸に抱きながら、キャロットのラウンジから富士山を眺めた。

雪富士やわれにも若き日がありし   素閑



墓参りに行く

2016-11-23 20:55:51 | お出かけ

かーたんの両親の墓参りに行ってきた。
墓所は高円寺の長龍寺というお寺さんにある。
11時過ぎに、家からてくてくと下北沢を回って新代田まで行く。この環七の高円寺陸橋近辺というのは、オカブの家から至って交通の便が悪い。都営バスに乗って、高円寺陸橋の手前で降りる。
寺に着き、線香を買って、桶と柄杓をもって、墓を探すがなかなか見つからない。
前に来たのは一昨年、かーたんのお母さんが亡くなった時の埋葬の時に来たきりだ。
来ていた、石屋さんに探してもらって、やっと見つかった。
墓を洗い、花と線香を手向けて、一家の無事を祈る。
それから、「精進落とし」に食事に出かける。
青梅街道沿いの『華屋与兵衛』だ。
休日ということもあって、だいぶ混んでいる。法事の客もいる。ここは寺の密集地帯なのだ。
20分ほど待たされて、席に着く。
先ずは酒。寒さで縮こまった体に熱燗は効く。
つまみに鯛のお造りと鶏のから揚げ。
かーたんはなんちゃらセット。
オカブは締めに蒸篭蕎麦二枚。
それでは終わらない。デザートに二人で、マロンパフェを。そう、オカブは両刀使いなのだ。
帰りは都営バスで新代田まで。それから下北沢まで歩き、オオゼキで晩御飯のおかずを買って、家まで歩いて行った。

親の墓参るは勤労感謝の日   素閑


チェコ料理を楽しむ@代々木上原・『セドミクラースキー』

2016-11-15 22:25:48 | グルメ

顧客回りで、御茶ノ水まで来た。
新御茶ノ水から、千代田線で帰った。
今日の晩御飯は、外で食べるとかーたんに言ってある。
どこで何を食うか?
趣向を変えて、去年も二回来た、代々木上原のチェコ料理『セドミクラースキー』に行こうと決める。
ここは美人の姉妹が切り盛りしていると評判の店だ。
今日は、片方のコマネチ似の「美人」しかいなかった。
まあ、いい。
先ずは、チェコ・ビール。ピルスナー・ウルケルである。このビールは船便の味がするとは去年ご報告した通り。今回も変わりはなかった。
アントレにハムの生クリームとホースラディッシュ巻き。これは本当に絶品である。600円也。
ビールは安いエーデルピルスのジョッキに代えてガンガン行く。
豚肉をスパイスで煮込んだシチュー、クネードリキ添え。クネードリキとはチェコ料理独特の食材で、小麦粉にイーストを混ぜて捏ね、お湯で茹でたもので、料理の付け合わせに使われるほか、クリームやフルーツを包んでデザートとしても供される。ジャガイモやラードを混ぜたりといろいろなバリエーションがあるが、今回のはプレーンのもの。正直、このチェコ料理店に来るのは、このクネードリキが食いたいがため。別に味がついているわけでもないし、クネードリキ自体は美味いともまずいとも言えないのだが、一度はまると抜けられない。豚肉の煮つけはスパイスが効いていて、東欧独特の味わいがした。ウィーンでよく食味した味である。
グラーシュ。これはオーストリア、ハンガリー、チェコなどに広まった伝統的な地方料理で、パプリカで味付けされている。これもプレーンのクネードリキ添え。
ビールもお替りしてお腹一杯。
シュナップスで食事の仕上げ。これはルーマニアのなんチャラとかいう蒸留酒だとのこと。
2時間ほど一人で飲み食いして、お勘定。ちょっとお高いが、ふと変わった料理が食いたくなった向きには、おすすめの店である。
代々木上原から小田急線で下北沢まで帰った。

吹く風の音とともにの寒さかな   素閑


東京医療センターに行ってきました。かーたん抗がん剤治療4クール目。

2016-11-14 18:59:29 | 健康・病気

かーたんが急性咽頭炎に先月罹って、抗がん剤治療の3クール目が半ばで途切れた。
そこで、今日は4クール目の開始で、東京医療センターの外科外来を訪れた。
昼前に病院に着いて、採血をする。
そして、診察の予約時間まで間があるので、病院のレストランで食事。
オカブはざる蕎麦二枚、かーたんはB定食なるもの。なにやらチキンのチリソース煮に茶碗蒸し、漬物、みそ汁、ご飯がついている。そっちのほうが美味そうだが仕方がない。
しかし、オカブは毎度毎度、この病院には食いに来ているかのようだ。
蕎麦を啜りつつ、かーたんとつれずれなるがままのことを話す。
時間が来て、診察。
簡単に終わった。予定通り、抗がん剤治療の4クール目を開始するべく、薬を処方してもらった。
薬局で、薬を買う。しかし、抗がん剤とはなぜにこうも値段が高いのか?話題の「オプジーボ」などは1年間治療すると、3500万円だそうである。目が飛び出る。国民皆保険の日本に住んでいて良かった。
かーたんのがんとの闘いは続く。オカブも頑張らねば。
しかし、今日は病院も薬局も、異常に空いている。何かあったのだろうか?
渋谷行きのバスで、三茶まで。晩のおかずを買って歩いて帰った。

曇り空枯れ枝にぶく天を指す   素閑 


フォルツァ・ドンナ(Forza Donna)に食事に行く。

2016-11-13 23:48:06 | グルメ

今日、日曜日は教会で役員会があった。かーたんも報告事項があったので役員ではないが陪席した。役員会が終わったのが3時。その後、オカブは会計担当役員なので、先週までの入出金の起票、記帳などをやって、それが終わったのが5時。これから晩御飯を作るのは大変だということで、かーたんと今日は外食することにする。
行くところは決まっている。若林のイタリアン『フォルツァ・ドンナ(Forza Donna)』。このお店は、気張って美味いものを食おうという時でなくても、こうして手軽に行けるところがよい。予約していった。マスターの元気の良い声で、今日は6時開店という。マスターの7つになったお嬢さんの七五三の祝いだったという。それでは、ということで6時を目指していくことにする。
まずは冷たいビール。ここのビールは焼き肉屋みたいにキンキンに冷やしてあるのがいい。かーたんはホット烏龍茶。
つまみはすぐできる小皿から、トントロのスモーク。鯖のスモーク。カボチャのサラダを。ちなみに一品350円。この値段を見てもこの店がいかに優れているかがわかる。しかも実に美味い。ビールが進む。
それから、 蒸し鶏のピリ辛チャイナ風サラダ、レアビーフのたたき、ドンナ風生春巻きを。う~ん、美味い。
さらに、今日のおすすめ、白身魚の香草カボチャソース。これは意表を突かれたレシピ。なるほどこんな味わいがあるんだなとまいう~。そして定番の海老の香草マヨネーズソース。 ダメ押しで、牛スジ肉と野菜の煮込み。
今日はドルチェをとって、オカブはバニラアイスクリーム、かーたんはキャラメル・ムース。食後のコーヒー。ご馳走様でした。満足満足。これだけ食って、ビールをジョッキ5杯飲んで勘定は8990円。驚きでしょう?
ちなみにこのお店、本当に優れものです。コスパから言ったら、オカブの採点では、過去最高、☆☆☆☆☆もの。とにかく料理が美味く、しかも値段が驚くほど安い。
難点は立地が非常に悪いこと。若林というのは確かに地元民以外は不便だ。ただ、三軒茶屋から歩いても15分くらいなので、三茶に出たついでにお時間がある節は是非。ただ、ディナーしかやっていません。月曜定休。
しかし、こんなに宣伝して、押すな押すなの大盛況になったらそれはそれで困る、大人の隠れ家の名店である。
夜の太子堂の住宅街をくねくねと歩いて、ご帰館。

星あかく冷たい夜気も心地よし   素閑 


山野楽器へ行く。

2016-11-12 17:18:42 | お出かけ

銀座の山野楽器へ、宮澤のフルートの調整に行ってきた。
この楽器は、オカブが大学生の時から使い続けているもので、40年は使っている、かなりな年期物。
もう2年前から、オーバーホールに出すようにとリペアの人から、言われ続けているのだが、オーバーホールの費用が、なかなか捻出できなくて、そのまま放ってあるもの。(貧乏は辛いのぉ)。ソリッドシルバーの品で、完全に「がた」が来ているが、愛着があるので、なかなか手放せない。
今日は、山野楽器が「フルートフェスティバル」と称して、週替わりで各メーカーの展示即売会と、無料調整会を行っているなかで、宮澤楽器の日に当たっている。調整に出す、我がフルートの老嬢を店の人に預け、先ずは最新モデルの試奏。 うーん、いい音。それに近年作られたフルートは、歌口の設計が、古いモデルとは根本的に異なるので、音の出しやすさが全然違う。素晴らしい楽器の数々。う~ん、欲しい。でも、かーたんから聞く答えは決まっている。う~ん、残念!
オカブは三響の古いC管の14Kのモデルを持っているが、最近は金よりも銀の笛のほうが好ましく思えるようになった。
う~ん!無念!
調整が終わって、しょぼしょぼと山野を後にする。
玄関には気の早いクリスマスツリーが飾ってあった。オーナメントが楽器を模しているのが山野らしさというところか?
銀座線で渋谷に出て、代沢十字路からしょぼしょぼ家に帰った。

冬来るうつむき歩む影長し   素閑

 


ホイリゲが届く

2016-11-09 18:33:29 | お酒

かねて注文していた、オーストリア・ワインの新酒『ホイリゲ』が届いた。
『ホイリゲ』とはウィーン近郊の、グリンツィングなどに点在するワイン居酒屋のことも言う。しかし、これももともとフランツヨーゼフ帝の御代、ウィーンのワイン農家に、その年の新酒に限り、居酒屋を開いて、客に振舞うことに勅許を与えたことが始まり。
オーストリアワインは、リースリングなどと同じく、炭酸味が勝っている、グリューナー・フェルストゥリーナー種が中心なのだが、今回買った『ホイリゲ』はシャルドネを主とするブレンド。国際的な嗜好に合わせたのだろう。新鮮な味わいが楽しみである。
ちなみに今年の解禁日は11月11日の金曜日、『聖マルチンの日』。一足早く、どう手に入れたかは、内緒。 

木枯らしや枯葉いずこに飛ぶやらん    素閑

 


美登利寿司でご馳走

2016-11-06 23:05:47 | グルメ

かーたんが喉が治ったら美味しい寿司が食べたいと言っていた。
一通り、腫れも痛みも引いて、医者からも完治宣言を貰ったので、夕ご飯は梅ヶ丘の『美登利寿司』に行くことにした。 
今日は、予約が満席ということで、かなり並んで待つことを覚悟していたが、小田急線がダイヤが乱れているのが鋭意供したか、予約の客が来ないということで、カウンターにすんなり入れた。
熱いおしぼりを使い、オカブは生ビールに小肌。この季節の小肌は最高。
がんがん注文して、獺祭も頼んで、贅沢したことしきり。
ついでに大トロも頼んだ。
美味かった。
これだけ飲み食いして勘定は13000円余り。また来よう。
昼の教会総会は、役員選挙でカルトが仕掛けてきた。これから長い戦いが始まる。 

紅灯の街もめっきり冷え込める   素閑