昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

カクテルにラム

2017-06-22 18:16:17 | お酒

今年は6月後半になってもそんなに暑くならない。
結構なことである。
今は、かーたんの発表会で吹くフルートの曲の練習と、税金の申告の準備に大童。
新規の商売は上がったりである。
まあ、糞忙しいのだが、忙中閑あり。
カクテルアワーにラム&ソーダを飲んだ。
ラムはサトウキビから作った主にキューバを原産地とする蒸留酒であることはご存知の通り。オカブはこの酒が大好きだ。
これとミントで作ったモヒートというカクテルはヘミングウェイが愛したことで知られる。
ところで欧米の社交界では、カクテルは必須で、特にフランスでは、ヴァカンスの始まる前の6月とヴァカンスの終わる9月に、頻繁にカクテル・パーティーが開かれるという。
オカブも昔、バブリーな業界で働いていたので、こうしたパーティーはよく開かれて、客を招いたり、招かれていた。
パーティーならずとも、夕べのひと時、カクテルを楽しむくらいの余裕は欲しいものである。

夏至なれや涙の雨の激しさよ   素閑


土曜の午後はビール(シメイ)で過ごす。

2017-06-10 13:35:26 | お酒

オカブはいつも暇だ暇だと書いているが、これは実際儲けになる仕事がなくて暇だという意味。
まったく収入がないから、会社の預金を切り崩して給料を払っている状態。当然、会社は赤字。
これでは、ヤヴァイということで、ここのところ、新しい事業(と言えば聞こえがいいが要は新しい儲け仕事)を探すのに血眼だ。
これは、という企業に事業計画書を送って、提携を促すことに躍起だ。
そこで事業計画書・ビジネスプラン・オファーレターを書くのに連日徹夜状態。
昨晩もメールでオファーレターとビジネスプランを送って、テレコン。
その後の、諸々で、朝までかかった。
6時ごろ床に入り、昼まで寝て、朝食兼昼食代わりのビール。シメイ・ブルーだ。
このベルギービールについては、何回か触れているが、繰り返すと、ベルギービールのほとんどは、唯一のラガービールである『ステラ・アルトワ』を除いて上面発酵のビール。従って、色は濁っている。
ベルギービールには、トラピスト、アビィ、ランビック、ゴールドなどの種類があり、『シメイ』はトラピストの代表格。日本で最も一般に普及しているベルギー・ビールだろう。「トラピスト」とは名前の通り、昔、トラピスト修道院が醸造していたものであるが、もちろん今はそれぞれのビール会社がある。
シメイは専用グラスで飲む。このグラスは、泡が立つように底に傷がつけられているという芸の細かさ。
ビールは美味かった。しかも寝不足の身にはキューンと効く。
ちなみにこの値は一瓶480円也(税抜き)そんなに安いものではない。従って、そうたびたび飲めるものではない。
ビールを飲んで、再び床に入って、二度寝してしまった。

走り梅雨軒をまたいで話し込み   素閑


朝ビール

2017-05-20 07:05:14 | お酒

徹夜明けである。
7時過ぎまで頑張った。
これから床に入るのだが、眠れそうにない。
アルコールがほしい。ただ、それほど強いものは駄目である。
ビールにした。
麒麟一番搾りスタウトである。要は黒ビール。
これは、麦芽の焙煎味が薄くて、黒ビールを飲んでいるような気がしない。
黒ビールではドイツのデュンケル『ケーニッヒ・ルードヴィッヒ』というのが、一番好きだ。
朝ビールを一気に飲み干し、これから寝ます。
お休みなさい。

急く仕事三社祭の徹夜明け   素閑

                           『ケーニッヒ・ルードヴィッヒ』ウィーンのビア・カフェ『クラークラー』にて・・・


週末の午後エールを飲む。

2017-04-07 18:08:03 | お酒

一仕事が一段落した。
やはり、ほっとする。
ほっとしたついでに昼酒。
エールを飲むことにする。
このビールに似たエールという酒は、いろいろブランドがあれど、サントリーで出している『香るプレミアム・エール』は、本場物の『バス・ペール・エール』などよりも淡色で、コクも癖味も少ないようだ。ちなみに『バス・ペール・エール』はアサヒが販売している。
冷えたのをプシュッと開ける。多分、エールは上面発酵だから、そんなに冷やしてはいけないのだろう。
飯も食わず仕事に没頭して疲れた体には、まさに五臓六腑に染みわたる思いだ。
この、エールにまつわるチャールズ・ディッケンズとサマセット・モームの作品については、先のエントリーでご紹介したので参照していただきたい。
週が明けると、また大仕事。でも全然、儲からない。
因果な商売である。

蝶あまた午後の日向にひねもすや   素閑 

 


ホイリゲが届く

2016-11-09 18:33:29 | お酒

かねて注文していた、オーストリア・ワインの新酒『ホイリゲ』が届いた。
『ホイリゲ』とはウィーン近郊の、グリンツィングなどに点在するワイン居酒屋のことも言う。しかし、これももともとフランツヨーゼフ帝の御代、ウィーンのワイン農家に、その年の新酒に限り、居酒屋を開いて、客に振舞うことに勅許を与えたことが始まり。
オーストリアワインは、リースリングなどと同じく、炭酸味が勝っている、グリューナー・フェルストゥリーナー種が中心なのだが、今回買った『ホイリゲ』はシャルドネを主とするブレンド。国際的な嗜好に合わせたのだろう。新鮮な味わいが楽しみである。
ちなみに今年の解禁日は11月11日の金曜日、『聖マルチンの日』。一足早く、どう手に入れたかは、内緒。 

木枯らしや枯葉いずこに飛ぶやらん    素閑

 


シメイ・ブルーを飲む。

2016-10-29 16:37:35 | お酒

めっきり冷え込む秋のどんよりと曇った一日。
二三日前から風邪をひきこじらせてしまった。
こんな時には、玉子酒・・・いやオカブの場合ビールと相成る。
しかし、風邪だから普通のビールでは物足りない。ベルギービールのシメイブルーを飲む。消費税抜きで420円の品である。高級品には違いない。
ベルギービールには、トラピスト、ランビック、アビィなどの種類があり、シメイはトラピストの代表的銘柄。トラピストとは読んで名の如く昔、修道院で醸造されていて付いた名。
さらにシメイには、ブルー、ホワイト、レッドの3種類あり、普通ブルーが一番値段が高いのだが、何故かサミットではレッドのほうが10円ほど高かった。
ベルギービール全般に言えることだが、「酒粕を入れた」と表現すればいいのか、なんとも甘ったるい後味が特徴。
ベルギービールのほとんどすべてが上面発酵のもの。我々が普通飲むラガービールは下面発酵。
唯一の例外、ラガービールの「ステラ・アルトア」を除いて、ベルギービールとは大体こんなもの。
それで薬効のほうは???
余り効いたような感じがしない。
明日は、一日、寝ているか?

物思う深まりゆく秋詩集とぞ   素閑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ウィスキーにしてみた。

2016-04-18 01:55:18 | お酒

一時、ビールに転換しかかったが、500ml缶二缶都合一リットルで約600円分飲まなければ気の済まないオカブとしては、コスパが悪すぎる。
これから、かーたんの大腸がんの治療費もかかることだし、切り詰めて経済的に行くことにする。
西友で、なんチャラマッカランというウィスキーらしきもの、一瓶690円也というのを買ってきた。
昨夜の徹夜分、ホワンとした気分になる寝酒にするために、ロックで飲んだ。
やはり690円分の酒である。
しかし、身分相応、十分すぎる品柄だ。
今後、こんなところから切り詰めていこうと思う。

行く春や淡き出会い永久におもゆ   素閑 


昼ビール。

2016-03-23 15:00:02 | お酒

かーたんが内視鏡検査のため今日から入院している。
たった3日間の不在とはいえ寂しい。
寂しさを紛らわせるために、真昼間っからビールを飲む。
ビールを飲むなんてことは日常茶飯事で、わざわざブログに書くこともない。それが普通の人の感覚であろう。
しかし、貧乏なオカブ家にあっては、缶ビール・・・しかも500mlのロング缶を買うなんてことは、極めて大規模な投資事業である。しかも回収の見込みは非常に小さい。(オカブが少し気分が良くなる程度か?)
しかも世間では、期末の帳尻合わせで目も回るほど忙しい3月も末の真昼間にアルコールを飲むのである。確かに、オカブ商会の年度決算期は5月末だが、人々は忙しく働いている。その真っ最中に酒をかっ喰らおうというのだ。
オカブは常人ではない?まぁ、人格も、社会的な立場も普通の人とはちょっと違っている。
いずれにせよ、世間様のお許しは得られそうもない。
そういう背徳感に苛まれながら、昼ビールである。
キリン一番搾りである。
極く普通のビールだ。
しかし、並みのものを少しでも有り難いものに化かすため、特別のグラスで飲むことにした。
ベルギー・ビールの人気銘柄『禁断の木の実』のグラスである。このグラスは寸が短いうえに、口が広がっているので、いわゆる「普通の」ビールを飲むのには適していないんじゃないかと思う。
でも、そんなことは宜しい。グラスにビールを注いで、グビグビやる。
味は・・・・病身の妻を措いて、昼間からアルコールを飲むという退廃した生活に対する罪責感のおかげで、何とも言えない苦い味わいであった。しかし、ビールが美味いことに変わりはない。
ところで、ベルギー・ビールの一時の熱を帯びたブームは過ぎ去ってしまったのだろうか?
『禁断の木の実』も5年ほど前は、ごく手近の酒屋でも簡単に手に入ったのだが、最近は見かけない。
置いてあるベルギー・ビールの銘柄も『シメイ』と『デュベル』と『オルヴァル』くらいである。
ネットでベルギー・ビールの通販をやっているサイトでも、以前ほどには力を入れて販売していないようだ。
所詮、ベルギー・ビールなどは日本人にとっては、趣味性が勝った、特殊な「イロモノ」の酒であったのだろう。
しかし、今日に限らず、オカブは酒は明るいうちに飲むのが好きだ。逆に夜はそんなに飲みたくない。小原庄助の末裔ででもあるのだろう。

長閑なる日に心憂し無為のとき   素閑