昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

大寒

2019-01-20 14:29:20 | 俳句

腹が立つことが多い。
対象は家の中の些細なことから、世相・社会、国際情勢等ありとあらゆることに腹を立てる。
自分でも余程アドレナリンが出やすいものだと思う。
腹の立て方もいろいろだ。
無暗矢鱈と当たり散らしたり、相手のいる場合、時には腹を立てているとはいえ、論理的に諄々と意見したり腹の立て方も定まらない。
しかし周りは多少、迷惑である。
特に家族は被害を被っている。
申し訳の無い事だ。
行きつけの蕎麦屋が家の近くにある。
なんの変哲もない街の蕎麦屋だ。
その店の壁に色紙が飾ってある。
それに「腹」という字が横に寝せて書いてある。
一種の人生訓だ。
この蕎麦屋に行くにつけて反省してくる。
しかし腹の立つときには腹が立つ。
自分でも気持ちの良いものではない。
つくずく損な性分だと思う。

大寒や出がけに選ぶ靴の色   素閑

大寒や日向に座る猫二匹   素閑

大寒や無聊に鼻をつまみけり   素閑

大寒のむしり疲れた干しだらや   素閑

大寒や木戸口開けり音もなく   素閑

そろそろと大寒のとき入日かな   素閑

大寒や焼いた鰯の青味色   素閑

大寒や祖霊に捧ぐ田一反   素閑

お閻魔と大寒の日の縁結び   素閑

大寒に熱き湯ほんに有難し   素閑

大寒やぬるみかけたる朝茶かな   素閑

大寒にほのかにかほるかすみ花   素閑


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