昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

日高屋にて。

2016-05-29 20:27:51 | グルメ

今日の日曜日、オカブの通う教会で教会総会があった。
オカブはある事情で、教会から遠ざかっていたが、かーたんの居ない日曜日は寂しいので、牛に曳かれて善光寺参りではないが、教会に再び通いだした。
教会総会はある事情で大荒れであった。オカブが一方の当事者であり、旗振り役である。オカブは以前、教会から離れた時に、もう金輪際、教会政治にはかかわらないと心に誓った。 しかし、已むに已まれぬ事情で、教会政治にどっぷり浸かってしまった。ほとほと嫌気がさしているが、乗り掛かった舟である。致し方ない。
夕刻遅く、総会が終わり、かーたんと日高屋で夕食を摂った。
かーたんの治療費もかかるし、以前のようにちょっと洒落たディナーなどできなくなった。
固焼きそば、中華蕎麦餃子セット中華そば大盛クーポン使用。ライス大盛クーポン使用。ポテトサラダ。唐揚大。生ビール三杯。以上で締めて2900円余り。
しかしよく食った。
日高屋は我々細民にとってはありがたい。
かーたんは今週の水曜日6月1日入院の、6月3日手術である。

諍いに荒ぶも鎮む夏の夕   素閑 

 


フルートを買った。J.マイケル

2016-05-22 18:34:36 | フルート

フルートを買った。
大した買い物ではない。
4万7千円ほど。中国製である。いろいろ譜面台とかメトロノームとかおまけがついてこの値段である。
通販で買った。つーかこのメーカーのものは通販でしか手に入らない。もちろん試奏はしていない。中国製の『J.マイケル』である。
洋銀製銀メッキ、リッププレート銀製、フレンチモデル、Eメカ付き、B足部管である。
ちなみにフルートという楽器をご存じない方のために、楽器の値段の大体の相場をお知らせしよう。
国内一流メーカー製の初心者用の楽器が15万円前後。銀製の最高級モデルで100万前後。14金のパーツが銀のものが200万円超。総24金製の最高級モデルが700万円超。
まあ、余程のお金持ちでなければ、プロも含めて大体70万円前後の楽器を使っているのではないか?
そこで初心者用の楽器・15万円というところに注目していただいて、このオカブが買った楽器がいかに安いかがご理解いただけたかと思う。
見かけはいかにも粗雑だ。キーの造りなどから見て、楽器=工芸品というよりもいかにも工業製品という感じ。管体も旋盤をかけてそのまま出荷しましたと言わんばかり。
吹いてみた。最近の標準モデルの響きの良さに比べると、やや音が出しにくい。しかし4万円の楽器である。文句は言えまい。
いろいろと曲を演奏してみる。反応は悪くない。音程もまあまあ。しかし微妙な表現をしようとするとさすがに雑になる。4万円の楽器である。4万円にしてはよく鳴る。
今手持ちの14金と総銀製の楽器がオーバーホールの時期に来ているのだが、それに出すと2本で20万はかかる。金製は三響、銀は宮澤である。両方とも悪い楽器ではないのだが、古い昔の造りの楽器なので、いい音を鳴らすのがとても難しい。
なら、安物でも買っちゃったほうが安いと手を出した次第。
しかし読者にこれからフルートを始めようというビギナーがいたら、清水の舞台から飛び降りたつもりで60万円以上の楽器を買うことをお薦めする。最近の作りの中級以上のレベルの楽器は音の出しやすさが全然違う。初心者であっても良い楽器を持っていて悪い理由はどこにもない。美しい音が鳴らしやすければ、それだけテクニックや指の上達も早いという物だ。騙されたと思って、そうしてみなさい。
この楽器は、かーたんの7月の発表会に使う予定である。オカブはモーツァルトのフルートのためのアンダンテを練習中。デリケートな曲なのでこの楽器で表現がついていくかは多少不安が残る。
その前に、かーたんは6月3日に大腸癌の手術を控えている。無事を祈る。

陽を避けて通りを歩く薄暑時   素閑



 


がんこ寿司でちょっと遅い誕生パーティー

2016-05-14 23:19:18 | グルメ

山野楽器でサンキョウのフルート無料調整会が開かれていて、オカブも予約していた。
そこでかーたんと、銀座へお出かけ。
かーたんは大腸癌の病身で手術待ちだが、普段の見かけは至って元気。
それだけに逆に痛々しい気もする。
調整の予約は5時半からだが、昼頃銀座に着いて、お上りさん気分でぶらぶらする。
かーたんが楽譜を見たり、オカブはフルートを試奏したり・・・・
うーん、欲しい。しかし、かーたんにほのめかすと当然、却下。
今日銀座に来たのはもう一つの目的がある。
銀座四丁目の『がんこ寿司』はよく利用しているのだが、丁度、オカブの誕生月の5月に来店すると特典が付くという案内はがきが来ていた。
そこで「特典」に釣られて,かーたんがオカブにちょっと遅い誕生パーティーをプレゼントしてくれるということで「ご来店」になった次第。
フルートの調整を済ませて、6時過ぎに店に行くと、個室に通された。予約はしていたものの、この「おもてなし」はサプライズ。
予約した料理は、『ミニ懐石・華やぎ・葵』という一番安い(それでも3,000円もする)料理だが、それに附いた誕生月「特典」というのが、なんと鯛の尾頭付き!店長直々にサーヴしてくれた。「特典」といっても、ちょっとしたスーベニール程度を予測していたので、またまたサプライズ。
かーたんとエルさんの近況などを語りながら、久しぶりに寛いだ一時を過ごした。
渋谷・代沢十字路経由で10時前にご帰館。

赤青の服入り混じりて夏来る   素閑 


誕生日

2016-05-06 22:49:38 | 日記・エッセイ・コラム

今日、5月6日はオカブのうん十ウン回目の誕生日だ。
昼間はかーたんと三茶に出かけるなどして、普通に過ごした。
夕飯に、オカブのリクエストで、毎年恒例の青豆ごはん、鯵の塩焼き、若竹の誕生日メニューをかーたんが作ってくれた。
思えば、この献立の夕食をこれまで何年食べてきただろう。
想いにふけるとともに空恐ろしい気もする。
夕飯後、エルさんから誕生日プレゼントに、越後の純米酒をもらった。
かーたんからはパジャマをもらった。
この歳になっても誕生日を祝ってもらえるというのは幸せな事か?

空高くわれ生まれたる皐月かな   素閑 


神田・上野界隈に行ってきた。

2016-05-04 23:34:12 | お出かけ

連休半ば。
かーたんと湯島聖堂、神田明神、湯島天神に行ってきた。
暑いほどの晴天。陽が眩しい。
下北沢より、小田急線・千代田線で新御茶ノ水まで。
歩いて湯島聖堂。
がらんとしていて、あまり見る物がない。
そこから歩いて神田明神へ。
まずは、門前の『天野屋』で甘酒を。
かーたんは冷やし甘酒、オカブは普通の熱い甘酒。
名物に旨いものなし?かな。
神田明神もちょっと大規模な普通の神社で、見るものなし。
そこから歩いて湯島天神へ。
きつい坂を上って神社に着く。
ここも見るものなし、だが本殿で結婚式をやっていた。
花嫁さんは文金高島田だが、日本髪ではないし、角隠しもしていない。ちょっと奇異な気がした。
ここでカメラのバッテリー切れ。ついていない。よって以降、画像なし。
上野に出て、『木曽路』で昼食。
なんとか弁当、2,000円也。美味かった。
上野に出て、銀座線・渋谷・代沢十字路経由でご帰館。

青白く舗道も燃ゆる五月の陽   素閑


 


憲法記念日

2016-05-03 21:13:29 | 政治

連休も次第に終わりに近づいている。
まだ火曜日だというのに・・・・ボトルに三分の一しか入っていないor三分の一も入っている・・・のうちの三分の一しか入っていないの心境である。ネガティブ思考は生まれつき変わらない。
さて、憲法記念日である。
日本国憲法については一昨年以来、このブログでさんざん論じたので、今年は簡単にまとめる。
まずオカブは改憲論者である。
理由は以下の通り。
①現行憲法は硬性憲法過ぎる。国民が国家の最高統治形態を選択することができない。
②憲法九条に照らし自衛隊は違憲である。九条の文言を読んで自衛隊合憲説を唱えることが理解できない。日本国憲法は厳密な実定法である。九条で戦力の放棄を謳っているのだから当然自衛隊は違憲である。しかし、それで現在の国際情勢に対応できるのか?当然、自衛隊を合憲とするよう改憲すべきである。
③昨今、喧しく議論された解釈改憲のような愚に陥らないよう、憲法の条文は、国政の実態をよく把握したうえで作成されるべきである。
そしてオカブは①の理由により改憲は96条よりなされるべきと考える。
なんとしても安倍政権は7月の参院選後、改憲論議を活発化してほしい。
今日の夕飯はパスタであった。
腹一杯食った。

縁側に胡瓜の憲法記念の日   素閑 


『すし好』で晩餐

2016-05-01 21:17:04 | グルメ

連休に入り、不完全燃焼感が消えない。
金はない、かーたんは病身だ。
しかし、せめて人並みとまではいかないまでも、薫風香るこの頃、ささやかな息抜きをしたい。
そこで、今日の夕飯は外食とすることにした。
さて、どこに行くか?
まず、頭に浮かんだのは、イタリアンの『フォルツァ・ドンナ』。
そこで、予約の電話を入れてみると今日は貸し切りだという。ついていない。
そこで鮨でも食うか、ということになり下北沢の『すし好』にかーたんと出かける。
読者は「鮨でも食うか」というフレーズと『すし好』という回らない鮨では比較的お手頃なチェーン店の文字を目にして、いかにも気軽にふらりと出かけたように思うかもしれないが、この鮨を食いに出かけるという我が家の行為には、この払いをしてしまうと月末までの生活費はもつか、保険や光熱費の引き落としの払いは大丈夫か?など極めて深刻で貧窮に追い詰められた我が家の事情が裏に控えており、「外食」という楽し気な行いとは裏腹の暗澹たる葛藤がかーたんとオカブの脳裏をよぎったことをご理解願いたい。
さて、そうは言っても夕暮れ時の店へはいり、カウンターに案内され、熱いおしぼりを使うと気分も一転。
まずは冷たいビール。
夏とはいえ小肌からいく。 
かーたんは鮪のトロの入った鮪尽くしなるものを頼んだ。
そして、金目鯛、ヒラメ、白魚などを次々と握ってもらい、頭の隅には勘定はどれくらい行くか?などという邪念が浮かんでくるものの、無理やりかき消して食味に専念する。
とろりと脂ののったヒラメをビールで流し込むのは最高。
かーたんは別のセットを頼み、こちらもあまり銭金のことは頭にない様。
終わりの頃、お口直しに、とザーサイが出た。寿司屋でザーサイが出るのは、ある悪名高い投信委託会社の社長のブログで見たことがあるが、自分で出されるのは、これが初めてなので、先のブログの記述と合わせて、意外に思うやら魂消るやら・・・
烏賊、鮑、蝦蛄、青柳と喰いに喰い、上がりをゆっくりと頂いて、一万円ちょっとの勘定をカードで支払い、夕暮れ時の下北沢の街を家路に急いだ。

風清く夕べの宴妻と鮨   素閑