踏青_徒然日記

徒然なるままに日暮しキーボードに向かいてよしなしごとを...

春の花

2008年02月05日 | 俳句
園丁の前掛けの泥風信子
  えんちょうの  まえかけのどろ  ひやしんす

<この俳句の作句意図>
公園では女性の園丁さんが模様替えの真最中。手際よく移植ごてを使って、華やかな春の花を植えつけてゆく。さしずめ春の女神と云うところか・・・


ヒヤシンスは風信子などと書くが、語源はギリシャ語のヒアキントスから来ているという。
ヒアキントスは、なかなかの美青年でアポロンの寵愛を受けていたが、余りの仲の良さに嫉妬した春風の神がアポロンの投げた円盤の方向を狂わせたので、ヒアキントスに命中してしまい、命を落とした。その時流した血の中から咲いたのがヒアシンスの花なのだという。
ギリシャ神話には、死んで花になったという話が多いが、冬に枯れ(死に)絶えた草木が、春に又蘇り花開くと云う輪廻転生の説話なのだろう。

・季語は、風信子’で、春’です。
コメント
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