今週のハチワン （コミック）

あまり扱わないテーマですが、一応コミックという事なので看板通りではあります（将棋を知らない人には「なんのこっちゃ」という内容です）。新しいゲームをしていないしネタ不足という事で・・・

今週のハチワンダイバーでは主人公の菅田が明日の対局に向けてイメージトレーニングをしていました。「ハチワンシステムが頼りだ」みたいな事を言っていましたが、菅田はどのくらいこの戦法を信用しているのでしょうか・・・？

私が見た所、ハチワンシステムというのは昔から結構ある指し方ではあるようです。雁木と中飛車や向飛車系の振飛車と相手の出方次第では袖飛車、というレパートリーで、一見して『雑魚退治システム』という気がしました。

下の真剣師と上に上がってからぶつかる真剣師、その違いをどう見ているのか？袖飛車であっさりやられたような相手のレベルに対しては有効かも知れないけど、本気で戦う相手には使えるものなのか？

結局この手の戦法は自玉があまり堅くなり難く、その点があまり現代的とは言えないような気がします。相手の目をくらまして的を絞らせない、というのが目的で指し始めたようだし、不特定の初対面の相手を警戒しての作戦という感じなんですが、そういう作戦は真の強敵とぶつかる時には切り替えなければならない、という私の見解です。

今の階のまだ上もあります。今後菅田はどのように戦って行くのでしょう・・・