秋葉のジャンク通りで売られていた自転車用のボディーバッグ。財布とスマホ程度しか収納できないがチョイ乗りのときに良いかと買った。値段はやる気のない1,000円。はたして買って数度しか使っていないのにメインのファスナーが壊れてしまう。ファスナーを閉めてもすぐに開いていく。先達曰く「安物買いの銭失い」。ネットで改善策を調べるとスライダーの上下が開いているので並行になるようペンチで修正すれば良いらしい。さっそくラジペンで変形を修正。するとチープなダイキャストはポッキリ折れてしまった。万事休す。バッグの縫製はそこそこ良いのだが肝心のファスナーが粗悪品だった模様。このまま捨てるのもしのびない。かといって修繕に出すと本体価格以上に修理費がかかる。家に死蔵しているミシンを出すのも面倒。そこで近所の手芸屋で同じサイズのYKKコイルファスナー30センチを買い求める。お値段145円也。エンド金具を外してスライダーだけを抜き取る。これをば壊れたバッグのファスナーレールに移植して通す。ファスナーの開閉はスムーズに動作するようになった。スライダーを潜らせたエンドは縫い糸で固く縛る。安くして修理完了。これでまた暫くは使えそう。ファスナーで思い出すのは小学生低学年の頃。当時からファスナーメーカーはYKKがダントツの信頼ブランドではあったけれど、クラスのみんなの服のファスナーはYKKではないことに一人が気づいた。そこでファスナーメーカー(主にアルファベット3文字)の調査とコレクションが始まる。鞄やジャンパー、ズボンにポーチ、片っ端から調べていくと軽く20-30社ほどの亜種が見つかった。70年当時、アパレルは中国、東南アジアから流入していたのかそれとも国内中小メーカーが乱立していたのか。みんなで調査記録したメーカー一覧表が残っていればちょっと面白かったかも。因みに当時は“ファスナー”とは言わす“チャック”と呼んでいた。
ファスナー業界
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