最近はめっきりデジカメ一辺倒になっていたので、先日のイタリア旅行はあえてOLYMPUSのPEN Sにベルビアを詰めて携帯してみた。デジカメと違い撮影結果がその場で確認できないのは不便ではあるのだけれど、それゆえ期待感も増して現像があがるまで楽しみは続く。リバーサルは露出がシビアゆえ、撮影の初めのほうはアクセサリーシューにコシナの小型露出計をセットしていた。しかしメインSWが不用意に入ってしまうのがうざったく途中で外してしまった。勘をたよりに絞りとシャッター速度を決めてひたすらベニスの路地を撮影した。ヂッ、ヂッと巻き上げ、チャキッと頼りなく切るシャッターの流れに忘れかけていた感覚を取り戻す。この週末にポジがあがってきた。果たして露出を外したコマもあるものの、スリーブからは撮影の時のテンポがそのまま流れとして記憶とともによみがえる。これでいい、これでいいのだ。
なにもせんほうがええ
なにもせんほうがええ
スリーブで見ると雰囲気も出ますね。
現像あがりまでのドキドキ感は
梶井基次郎の檸檬のようです。
なんせ撮影枚数が倍ですものね。
スリーブってもしかして、カメラに再装てんできれば
裏ふた側から照明できれば投影できちゃうんじゃないの?
ながらく考えていたハーフ判の投影システムにヒント!
ありがとうございました・・・