Saitolab 「なにもせんほうがええ」

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ダイソン DC48

2013年08月18日 | 修理・工作・技術
DCモーター搭載の静粛性と小型化に期待してダイソンDC48を購入。これで三台目のダイソンとなる。購入して一月ほど開梱もせず放置していた。昨夜ようやく箱を開けた。製品梱包には再生ダンボールを折りたたんだ緩衝材が山ほど使われていた。使ってみての印象は以下の通り。先ずDCモーター(直流モーター)を使った弊害から。吸い込み口を塞ぐような高負荷がかかると安全機構が働きモーターが停止してしまう。DCモーターゆえ高トルクが稼げないことへの回避と思われる。ACモーターのDC08ではこういう状況ではスプリングで閉ざされていた安全弁が開き陰圧を逃して対応していた。布団カバーなど目の詰まった布を布団ブラシで吸うとON、OFFの繰り返しとなり使い物にならない。また、通常の使用時でも排気温度が高い。体感で40度は越えていると思われる強い温風が排出される。これは小型DCモーターを強制空冷するが故のこと。これもDC08ではなかった。次に使い勝手ではゴミ捨て時の操作。吸い込んだゴミをためるビンは先ず底部を開放しなければ遠心分離ユニットから取り外せない構造となってしまった。ゴミ捨てでは底部を開けると飛散してしまうことから、ビン全体を分離ユニットからそっと外してしまい、そこにビニール袋をかけてゴミを一気に袋に移す捨て方をしてきた。新しいDC48ではビン全体を外すロック解放ボタンは底開放動作をしないと押せない構造となったのだ。まったく大きなお世話といったところ。場合によっては底開放リンケージを降ろしてしまいダイレクトにビン分離ボタンを押せるようしようかと思う。次に気になったこととして収納時のホースハンドルの収納ポジション。本体ハンドル部にひっかける構造だがひっかけ部が華奢すぎる。更にホースハンドルは直立収納できず、中途半端な斜めホールドゆえ直ぐに外れてしまう。なぜこのような設計にしたのか理解に苦しむ。また、ホース先端のグリップ部とホースも直結されてしまい回転しなくなった。以前はこの部分が回転したのでホースの捩れも回転して逃すことができた。以上が使ってみて直ぐに気付いたマイナス点。日本市場を調査し小型軽量、静音性を重要視した結果、製品コンセプトを誤ってしまった感が強い。日本の消費者がまずダイソンに求めたことは強力な吸引力とサイクロンによる分離能力と排気の浄化なのだ。もちろん小型軽量であれば尚良いがそれは二の次。小型軽量ありきでDCモーターを採用したことからダイソンブランドに求めていたアドバンテージが失われ魅力は半減したといえる。これなら日本メーカの掃除機を買ったほうが使い勝手も良かったのではないかと今更ながら後悔している。
コメント
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