Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

これでいいのだ!

2024年08月09日 | 食品、飲み物

ようやく本物にありつけた

子供の頃、テレビアニメ「天才バカボン」(1971)を再放送を含め何度も観ていた。脚本がたいへん良く出来ていて子供心に響く丁寧なプロット、破天荒ながら人情話も多かった。それゆえ原作者の赤塚不二夫はアニメの内容が不満だったとも聞いている。シリーズとしての「元祖天才バカボン」「平成天才バカボン」はまったく面白くなかったので観ていない。何より原作のコミックスを友達に借りて読ませてもらったがスラップスティック・ナンセンスギャグで暴力描写も多くドン引きしたものだ。まったく笑えなかったのを覚えている。話を戻すと1作目のアニメ「天才バカボン」ではパパの好物「レバニラ炒め」が作中に何度も登場する。そこで親にレバニラ炒めが食べたいと頼んだが、あんな臭いもの子供の食べ物ではないと却下された。大人になって念願のレバニラ炒めを中華店で頼んだことがあった。期待していたそれはゴムのようなバサバサのレバーにシナシナのニラが絡みレバーの匂いもきつかった。確かに親の言う通りだと思いそれ以来、レバニラ炒めは一度も口にしていなかった。あれから数十年、今日は仕事で西日暮里に出かける用事があり昼遅くに中華屋「満福苑」に飛び込んだ。店の黒板にレバニラ炒め700円を見つけ気まぐれで注文してみた。先日、北品川のレバニラ専門店の記事を読んだことが頭に残っていたのかもしれない。果たして運ばれたメニューはレバーとモヤシがどっさりで油でキラキラしていた。レバーは臭みもまったくなく柔らかく程よい味付け。これならご飯を何杯でもいけそう。今まで頑なにレバニラ炒めを拒絶してきたことを少し後悔した。これから街中華を巡る楽しみがひとつ増えた。アニメより50年を過ぎようやくバカボンのパパの気持ちが理解できた気分。

天才バカボン レバニラ炒めの件

 

 

 

 


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