
山梨県甲府市に武田信虎・信玄・勝頼3代にわたる武田氏の居館があります。
現在は武田信玄を祭る武田神社として参拝客を迎えますが、中世の武家の居館であります。
朝8時半に家を出発、相模湖インターから中央高速に乗り2時間半、一気に走って到着しました。
道のりはアップダウン、カーブが多くて疲れます。


「人は城、人は石垣 人は堀 情けは味方 仇は敵なり」
と武田信玄作の和歌で伝えられる通り、武田信玄は城を作らなかったことで知られています。
躑躅ヶ崎館も水掘りに土塁のみ、石垣(正面のは後世のもの)も天守閣もありません。
本当に城ではなく居館というのが似合っています。
城を作る替わりに「人は石垣、人は城、人は堀」の言葉、それは武田二十四将という結束の固い家臣団を作り上げたのです。
信玄は城にかけるお金を使わず、民のために治水工事を行い、信玄堤を完成させました。
統治する領地に住む民の心を掌握することも「人は城・・・」の心から来るものです。

日本100名城スタンプラリーのスタンプは宝物殿の受付にあります。
おそらく宝物殿(有料)に入館しなくても押せると思いますが、館内には信玄の功績を江戸時代にまとめた書物の甲陽軍鑑、そしてあの有名な風林火山の旗印も展示してあります。実物の旗印は想像以上に大きかったです。
信玄公の墓碑の拓本などもあり、興味のある方は入った方が良いかと思います。
武田氏館の3キロ隣には日本100名城25番、甲府城があります。