八王子城は後北条氏三代目、北条氏康が三男、北条氏照が築いた山城です。
関東を制した後北条氏が北の武田、上杉への備えとして重要な拠点であったと思われます。
城山川を跨ぐ曳橋を渡ると虎口と呼ばれる曲輪の出入り口があります。
虎口を抜けると400坪あまりの御主殿という北条氏照の居館跡が現れます。
現在は遺構の保存のために工事中であり、数年後には復元遺構が見れると思います。
八王子城は1590年、豊臣秀吉による小田原攻めの際に前田利家、上杉景勝の軍によって攻撃され、半日で城は落ちたと言われます。
城主北条氏照は小田原城に援軍に行っていたため、残されたわずかな兵と女、子供では為すすべもなかったのでしょう。
城が落ちる時に自刃して、女、子供が飛び込んだといわれる御主殿の滝、城が落ちて3日間は川が赤い血で染まったと言う。。。。
八王子城の落城がきっかけとなり小田原城も開城、北条氏照は小田原城下で切腹します。
北条氏照と家臣の墓は八王子城下にあります。
余談ですが八王子城は評判の心霊スポットらしいですね。
まあ、惨状の歴史があったわけですから無理もないですね。
八王子城は小田原攻め以降、城としての役割を終えます。
明治以降も国有林として開発なく、保存されていたので意外なほどに発掘作業によって城郭の全体感がつかめたのです。
これで16個目のスタンプゲットとなりました。
東京都の城は江戸城と八王子城ですので東京都は終了です。