人生で一番大きな出費は住宅ローンらしいです。
これをやっつけないと老後の生活はおろか死ぬに死ねないというものです。
だいたい住宅ローンを組むと35年ローンをすすめられます。
30歳で家を買えば65歳、40歳ならば75歳と支払うが終わる頃には元気もなくなっています。
ローンを払うために働いて、ローンが終わると何も残ってない、これでは困ります。
だいたい75歳まで働かせてくれる会社はそうありません。我々40代は年金もろくにもらえないという話もあります。
ローンが払えなくなって家を手放して借家住まい。逆手にとって将来家を売って老後の生活費にする金融商品が出てるそうです。なんと悲しいことでしょうか。
ローンはなんとかして繰上げ返済、年金はもらえたらラッキー、そのくらいの気持ちで生きていかないとこの世の中どんどん条件が悪くなっていきます。
日本を信じる、国を信じるということは非常に大事なことですが、向こうのほうから国民を裏切りだしたということ、多くの方々が最近それに気付き始めていると思います。
年金や保障で国に守られているという意識が、日本人の「自分でなんとかしよう」「自らなにかしよう」という意識を希薄にさせてきたことも事実。
まず「自分を守る」「家族を守る」そのためになにをするかだと思います。これは「自分さえ良ければ」というふうに批判を受けるかもしれません。しかし自分のまわりの事が出来なければ人のことまで親身になってできないのものです。
家を建てて8年になりますが、最近やっと月ローンの支払金額のうち金利部分が半分以下になってきました。それは仮に月に10万円払ってるとすると5万円近くが金利で持ってかれているという状態です。
住宅ローンで厄介なのは金利です。最初のうちは金利ばっかり払って元本部分が全然減っていかない。それはなんのために払っているのかという錯覚に陥るほどです。
金利支払額を減らすのには繰り上げ返済ということになります。
昨今、大手銀行の住宅ローンでもネットバンキングを利用すれば繰り上げ返済手数料が無料というところが多くなっています。繰り上げ返済をする場合は銀行窓口ではなくネットバンキングを利用するといいでしょう。
ただし、支払日は月の支払日と同じ(月1回)というところが多いです。
庶民の味方というべきか労働金庫という金融機関があります。労働金庫は繰り上げ返済したい日に手数料無料で返済することができます。月に何度でも返済できます。
繰り上げ返済の最低金額ですが、月の支払額のうち金利部分の金額以上ということになります。
「100万円貯まったら繰り上げ返済するぞ!」と意気込んで貯金していると予想外の出費が、なんて事もあります。またお金が貯まってくると車などの高額商品が欲しくなったりもしますでしょう。ですから5万円でも10万円ちょくちょく返済したほうがいいと私は思っています。
とにかく生活費を切り詰めてお金が余ったら返済しております。私は今年になって4回繰り上げ返済しました。小額でもやります。ネットバンキングだと銀行員の顔が見えないので全然恥ずかしくない!(笑。
繰り上げ返済をすると新しい返済計画書が毎回送られてきますんで銀行にとっては迷惑な客なんでしょうが。
繰り上げ返済をやってて楽しいのはローンの最終支払日がどんどん短くなっていくことです。これを励みに頑張っています。
子どもも3人いて教育費も驚くほどかかるので大変ですけどね。年に40回ほど行っていた釣りは年に数回にしてるとか影の苦労も多いです(ウソ。
繰り上げ返済の悩みといえば、もし早死にしてしまう場合はなるべく返済しないで死んだほうが団体生命保険で住宅ローンをチャラにしてくれるわけですのでこれまた急いで返すのもいかがなものかと。
世の中は無常、無情な事が多く、またここ20年間くらいは残念ながらどんどん悪くなっています。
日本の成長神話の終焉が原因とは思いますが、神話にぶら下がることなく、個々の力で黙々とやるしかないですね。個の力がしっかりしないと日本の得意とする島国根性の団結も弱いものになってしまいますから。
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