大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

買った砥石の養生

2020-08-30 22:13:57 | Weblog
先日 築地に行って購入した砥石は すぐに使う状況では無い。  そこで今の内に 使い易く養生して置こう。  と言ってもこれは 一般に通用するかどうか判らない。 マネしても良いが 結果は余り保証できない事を 御断りして置きたい。

砥石を使い刃を研ぐと 研ぎカスが砥石の周りに流れる。 これは刃から出た鉄の粉と砥石の砥粒だろうと思う。 これが乾くとすぐに砥石の周りと台に こびり付く。 洗い流せば良いのだが ナカナカ落ちない。  そこで砥石の砥面以外の4面と木の台に 今回は柿渋を塗って見た。  私が何時も使って居る物を流用した。 研ぎカスがこびり付いても 楽に洗い流せると言う算段で有る。  しかしそれ程思う様には行かない様だ。 多少は効果が有るかなと言う程度だろう。  朴の木の様な白っぽい材質の木材だが柿渋で若干赤茶色になっている。  今回はその上に更に重ねて 百円ショップで売る 水性ニス欅色も塗って見た。
使い残しが有ったからだ。 さて効果はどうだろうか。 いずれご披露して見たい。

所で使い込んで薄くなった砥石はどうするか。 これも 砥石を極端に薄くなるまで、例えば1ミリまで使い込む事はしない。 大半その前に砥石が割れてしまう事が多い。 これ砥石が薄くなると 台の影響なのか 反りが出て来る様だ。 だから適当に見切りをつけて汚れた台を水洗いして良く乾燥させる。 この時点で反りが有れば修整する。 その後 台の無い砥石単体の物が有れば それをこの台に接着して使う様にしている。 皆さんやってる事かも知れない。  台の材もかなり乾燥して狂いも無いだろうと思う。 こうして古台も捨てる事無く二度のお勤めとなる。  このシャプトンM24は4代目だろうか。 使い古しの中の一丁は女房に包丁研ぎ用に進呈した。 まあ無駄なく活用していると言えるかな。 

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