大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0395 輝虎鉋の整備

2020-09-04 22:04:49 | Weblog
9月になったが まだ暑い。 時々雨も降り かえって蒸し暑い様だ。 暑いから気が散って細かい作業は無理だ。 作り掛けの物は一時中断したままになっている。

さて今日は思い立って鉋の修理を行って見た。 この鉋は近所に住む元大工と言う方からもらった物だ。 経緯は既にブログにも載せて居る。 刃を研ぎ直しても 刃先が斜めに出て来るので 諦めて そのまま放置していた。  台を良く調べると刃を入れる溝が右と左では若干違う様だ。溝が台に直角になって無い。 こう言う事は 時々有る様だ。 多分台が乾燥して 変形してそうなったんだろう。 このままだと刃を若干斜めに研がないと 上手く使えない。 そこで修理を試みる。 台尻から見て右側の 溝の裏に薄い木片を貼り付ける。 こうすると 左右が合う様だ。 この状態で刃を挿入して 当たる部分を削り落とす。 これで上手く 刃が台下端に出て来る様になった。  このままでは裏刃が挿入できないので 改めて押し棒を抜いて 位置をずらせて付け替えた。 少し使って見ると 案外良く切れて薄く削れる様だ。  刃先に一カ所 小さな欠けが有り 削りの状態はまだ見せられない。 これは案外良い鉋かも知れない。 しかし刃も短く使い込まれており、台も薄くて 実用で使うのは無理かも知れない。 それでも大切に保管して置こう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ハイビスカス 2020・9・2 | トップ | 桜の幹に苔が生えてる »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事