大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

重貞鉋を二枚刃に改造

2015-09-18 10:19:15 | Weblog
友達が持って来た鉋刃 重貞は 台を打ち取敢えず一枚刃鉋に仕立てて有った。これで
暫く削って見たが、極普通の鉋と言う感じだった。 今日も外は雨模様で 散歩もまま
ならないので、家でこの鉋を二枚刃に仕立て直す事にした。 押さえの棒は ステンレスと
思われる3ミリの丸棒金属で、これじゃ少し細いと言われたが、残念ながら私はこれしか
適当な材料の持ち合わせが無いのでこれを使った。

裏刃を入れてノギスで鉋の縁をはさみ、裏刃と同一平面となる様にして、脇に印を付け
それから丸棒の端部をこの印の外側に当てて、叩いて丸棒の跡を付けた。 その中心に
目打ちで印を付けて、細い刃でボール盤で下穴を開けてその後3ミリのドリル刃で再度
穴明けした。 これで一応ピッタリだったが、これでは裏刃が楽に入り過ぎるので、押さえ
棒の穴の上側に細釘を打って 少しきつくした。 私は棒が変形するほど硬くはしない。
手で押して入り 少し金槌で叩いて納まる程度にしている。

今迄 裏を効かせて削る事は余り無かった。 しかし裏刃がピッタリだと 刃先が削り
に負けて、変形する事が無くスムースに削れる様な気もするので、今は裏を少し効かす
程度に使っている。 時々ネットを見て、人がやっている事を真似てそこからヒントを
もらう程度で、仲間で集まって研究する様な事は無い。 廻りにはそう言う趣味の人は
いない。 重貞は 刃先を起して研ぎ直し中なので、まだ研ぎが不十分なのと 台も平面が
十分出て無いらしく、削りは思わしく無い。 まあ実力はこんな物だろう。
それに一時間も鉋を扱うともう飽きて、集中力が切れるので、上達は難しい様だ。


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