大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0467 二枚刃平鉋 銘 正光

2013-06-03 20:41:40 | Weblog
富岡八幡骨董市に行った。 今日は天気は良いが、何時もより業者の数は少ない様だ。最近この骨董市では 福島から来ると言う業者から 道具類を買う事が多い。 鉋類も良く持って来るし、値段も安い様に思う。  その代わり 既に使われず相当時間が経過した 痛んだ物が多い。  多分物置か何処かに 相当長い時間置かれた物だろう。 今回も そんな錆びた 使い古した鉋を数丁持って来ていた。 従って どれも状態が良くない。 特に裏が錆びた物が多い。 その中から刃は短くても、裏が錆びておらず、台の状態が良い物を選んで見た。 この鉋は刃幅65ミリ 全長60ミリと 既に使い切った物と思われる。 何時もの様に500円で購入した。 この業者の持って来る鉋を見ると 銘の掘りが深く 文字が大きく 初弘の様な特徴の鉋が多い。 この正光も 文字は大きく、 登録商標も行書体で打たれている。 既に似た感じの鉋を何丁か持っているが、恐らくは 同じ新潟辺りの 鍛冶屋の作った物では無いかと想像する。  これを木工に使うには 無理が有るかも知れないが、まあ本格的に使う訳では無くて 遊びだ。  少し研いで見ると 澄んだ良い色の鋼で切れそうな感じがする。 銘の正光は初めて目にすると思うが、何処かで聞いた様な銘だとも思う。  此処まで使い込んでいるから 有る程度使える鉋だろうと思うが、 一応使って見て 切味を試して見たい。 台は古そうに見えるが それ程古い鉋では無いだろう。 刃も此処まで短く使って居るから、台も一度は交換して居るかも知れない。 

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