先週 松本に有る古民家のお倉の探検に行った人から、この鋸をあずかった。 見ると随分錆びているし、とても見られない状態なので どうしようか迷ったが 一応整備を試みた。 先ず逆を突いたのか 随分曲がっていたので、少し叩いて直した。 これは本来素人が やらない方が良いと思うが余り酷いので 有る程度は叩いて直した。 次ぎの錆は ナイフで削り取った。 此処でサンドペーパーで磨ると、ピカピカ光って具合が悪いので 有る程度古色は残した。 刃は抜いて コミの部分をに カシューを塗った。 柄は杉材らしいが、割れを接着して 籐を巻いて補強した。 鋸刃も 少し擦り込んで見た。 さて銘は 金の一文字以外は読めない。 金之助または金五郎としておこう。 勿論どういう由来の鋸鍛冶か全く不明。 横挽きは若干使って一度位は自分で 目立てして有るようだ。 裏には関東4号と入っている。 意味は良く判らない。 鋸の目立てがもう少し出来れば この鋸で遊べると思うが、現状は此処まで。 九寸鋸にしては柄が若干短いように思う。 コミやマチの形を見ると 関西で作られた物では無い様に思うが、残念ながら知識が無く これ以上の情報は無い。 しかし状態からして 修理に出して 目立てして使う程の物では無さそうに思うが。 どうかな。
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