そよかぜから-映画

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ナニー・マクフィーの魔法のステッキ

2007年12月29日 | ファンタジー/アドベンチャー

2005年 アメリカ/イギリス/フランス 99分
■原題「Nanny Mcphee」
■2007.12.17 wowow
■監督 カーク・ジョーンズ
■出演
   コリン・ファース(セドリック・ブラウン)
   エマ・トンプソン(ナニー・マクフィー)
   ケリー・マクドナルド(エヴァンジェリン=使用人)
   アンジェラ・ランズベリー(アデレード)
   セリア・イムリー(クイックリー夫人)
   デレク・ジャコビ(ホィーン)
   イメルダ・スタウントン(ブラザウィック夫人)
   トーマス・サングスター(サイモン)

  《story》

「さあ、不思議の扉を開けよう」

葬儀社に勤めるブラウン氏は、妻を亡くし、7人の子どもたちのいたずらに手を焼いていた。世話をするナニーを頼んでも、子どもたちのいたずらですぐにやめてしまう。それに、この屋敷の賃貸料を負担してくれている妻の叔母との約束で、1ヶ月以内に再婚しなければいけない。そうしなければ、この屋敷から家族全員追い出され、みんなバラバラになってしまう。そんなとき、この屋敷にステッキを持ったマフィーがやってきた。その杖をつくと、いたずらをしていた子どもたちはキッチンから出られなくなったり、ベッドから動けなくなってしまった。こうして彼女は、「朝は起きること、夜は寝ること」を教えていった。マフィーのおかげで子どもたちのイタズラはなくなり、礼儀作法を身につけていくのだった。そんなとき、叔母がやってきて子どもたちの中から一人連れてかえるという。マフィーの知恵で、勉強したがっていた使用人のエヴァンジェリンが連れて行かれ、子どもたちは全員無事だった。しかし、もうひとつの難関であるブラウン氏の再婚が待っていた。期限が迫り、仕方なく身近にいるクイック夫人に結婚を申し込むのだった。事情を知った子ども達もしぶしぶ認めざるをえないのだった。そして、結婚式の日・・・・。

ラストがいきなり
お父さんを再婚させたくない子どもたちの気持ちはよくわかる。だから、イタズラをして手を煩わせるのだ。元はと言えば、こどもたちとしっかり話し合わないブラウン氏がいけない。事情を話せば道はもっと早く切り開けたかも。とは言ってもあのいたずらはちょっとひどいなあ。本当は礼儀作法を知っているけど、それを素直に出せない子どもたちになってしまっていると思っていた。素直さを取り戻す魔法だと思っていた。これは当たりかな。この家族がもっと素直になって向き直るように力を貸しに来たのがマフィーだと思ったんだけど。このお話にはシリーズがあるの?。その中の一つ?。マフィーはまたどこかの難問にぶつかっている家族の元に行くのだろうか。
ところろで、立ち直っていく家族はよかったけど、ラストでいきなり使用人との愛の告白は違和感があった。今までの布石が感じられないだけに戸惑う。教育を受けて、きれいになっただけじゃないか。彼女がブラウン氏にあこがれていた気持ちはわかる。しかし、ブラウン氏が、彼女が使用人のときからどういう気持ちでいたかが問題だ。実は以前から・・・それもおかしな話になるかも。そこら辺をもっとうまくつなげられないものだろうか。「サウンド・オブ・ミュージック」の別バージョンとして、少し未完成さを感じた。

 公式サイト「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」


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