そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
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変身

2008年12月28日 | サスペンス/ミステリー


2005年 日本 108分
■2008.12.25 DVD
■監督 佐野智樹
■出演
  玉木宏(成瀬純一)  蒼井優(葉村恵)
  佐田真由美(橘直子)  山下徹大(若生健一)
  松田悟志(京極瞬介)  釈由美子(京極亮子)
  北村和夫(堂元英隆)

 《story》

「それでも あなたを 愛してる」
「僕が僕でなくなる日」


昏睡状態から目覚めた成瀬純一は、どうして自分が入院しているのか思い出せない。担当医師は時期がくれば話すという。ある日、ふと入った部屋から脳の標本2つを見つける。ひとつはJ・Nと記されており、堂元医師を問いただすと、自分が脳移植で助かったのだとわかった。彼が銃弾を受けたのは不動産会社。画材屋の店員であった恵と親しくなり、一緒に住む部屋を捜していたのだ。そのとき強盗が入り、飛び出した少女に発砲、純一が少女をかばい銃弾を受ける。退院し、恵との生活にもどったのだが、純一の感情に変化が起こり始めた。恵が鬱陶しくなり、会社の同僚や隣の部屋の住人などに、荒々しい言動を取るようになる。今まで描いてきた絵の様子が変わり、食べ物や服の好みなども変化してきた。そしてついに殺人を犯してしまう。偶然出会った娘、彼女の家の中で見た小さなピアノに惹かれ、ある曲が頭の中を巡る。彼女は自分を撃った犯人の妹だった。再び堂元医師を問いただし、自分の頭の中に入っている脳が、犯人の京極のものであることを確信する。純一を心配してやってきた恵は、荒々しく変わっていく純一の心を呼び覚ます。純一は、純一のままでいられるように、堂元医師に再手術を依頼するが断られる。純一は、本当の純一のままであるあように、自殺をはかる。

 原作のイメージとは

東野圭吾の本はけっこう読んだ。どれもおもしろかった。この変身も頭の中でリアルにイメージして、わくわくしながら読んだ。「リアル」という言葉が当てはまる原作だった。しかし、それが映画となるとちがった。まるで三流のホラー映画みたいだった。せっかく蒼井優が出ているのに、彼女の良さが生かされていない。いや、生かされているのだ。蒼井優は原作の恵みにはふさわしくないように思った。あまりに可憐すぎる。もっと地味でもっと葛藤して苦しむ姿がほしかった。だから、配役が失敗だったのかもしれない。あの医師も看護士(助手)も、みんなゴジラの世界の人たちみたいだった。この手の内容は映画化は難しいのかもしれない。現実にないことがテーマだから、文字を追って自分の頭の中で作るイメージはリアルになるが、映像はさまざまな演出や効果がなければ伝わりにくいのだと思う。

 公式サイト「変身」

 毎年この時期は腰痛に悩まされる。そして何もしたくなくなる。だらだらと過ごす。もともとそんな性格なんだけどね。コルセットをつけて、よろよろと散歩。天気がいいから外に出たかった。青い空、風になびく草木たち。茂みの中で、ごそごそと音がする。姿は見えないが、きっと何かがじっとこちらを見ているのだろう。腰痛は1週間目だ。月曜日のひどさはないが、痛みがとれない。特に朝がつらい。仕事も何もしない日が3日続いた。これじゃあいけん。明日は片づけをしよう。少しでも整理整頓。車も少し拭いてきれいにしようか。うまくできたら映画を見に行こう。



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