そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
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幸福の黄色いハンカチ

2006年08月17日 | 人間/社会派ドラマ

1977年 日本 108分
■2006.8.17 BS2
■監督 山田洋次
■出演 高倉健(島勇作)  倍賞千恵子 (島光枝)  武田鉄矢 (花田欽也)  桃井かおり (小川朱実)  たこ八郎 (帯広のヤクザ風)  渥美清(新得署の渡辺署長)

《story》

「永遠の愛を若者は見た。その優しさ、美しさ・・・」

欽也は、失恋して仕事を辞め、車を買って北海道に渡る。ナンパしようと駅前で声をかけるのだが、だれも相手にしない。網走の駅前で、おとなしそうな小川朱実に声をかけ、車に乗せる。海岸で、欽也は朱美にキスを迫り、いやがった朱実をかばったのが島勇作だった。それをきっかけに、3人の旅が始まる。
朱実は、列車で売り子をしていたが、同僚とのトラブルから、やけになって旅に出たのだった。勇作は、夕張で炭坑夫として働いていた。スーパーの店員の光枝に惚れ、何度も通ううち、やっと気持ちが通じて結婚した。光枝は、子どもができたとき、黄色いハンカチを竿の先につるし、勇作に知らせた。勇作が望んでいた子どもだったが、光枝の不注意から流産してしまう。そのこで勇作は荒れ、街でケンカして、相手を殺してしまう。
勇作は刑務所に入っているとき、光枝と離婚した。出所して、「もし自分を待ってくれているなら、竿に黄色いハンカチをつるしてくれ」と手紙を出していた。欽也と朱美はそのことを聞き、行くか行くまいか揺れる勇作を励まし、夕張に向かった。

◎何度見ても感動する映画だ。最後の黄色いハンカチを目にする場面もわかっていても涙が出てくる。いい映画って、ここは涙が出る、とわかっていてもまた涙があふれ出す。そんな映画の1本です。
山田洋次監督の映画には、必ずと言っていいほど登場する倍賞千恵子。でも、それは彼女の演技だけでなく、体全体からにじみ出てくる優しさだと思う。だから、どの作品でも生きて見える。同じ演技なのに、その作品に一番適しているように見えてくる。まるでマリアさまみたいな、観音様みたいな、いつでも包んでくれるそんなあったかさを感じる。
高倉健も好きな俳優の一人だ。この人もいつも同じ演技なんだけど、それぞれの作品にマッチしている。まあ、たぶん二人とも好きな俳優だから、そう思えるのかもしれないけど。

北海道はいいよね。実は、夕張のこの黄色いハンカチを見にいきました。その当時のセットなのか、あとから復元したのかわからないけど、二人が生活したバラックの家がありました。マツダの赤いファミリアもありました。また、北海道に行きたくなりました。


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