そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

陰日向に咲く

2008年02月17日 | 人間/社会派ドラマ

2008年 日本 129分
2008.2.11 TOHOシネマズ緑井 with h
■監督 平川雄一朗
■出演
   岡田准一(シンヤ)  宮崎あおい(鳴子/寿子)
   伊藤淳史(雷太)  平山あや(みゃーこ)
   緒川たまき(ジュピター)  塚本高史(ゆうすけ)
   西田敏行(モーゼ)  三浦友和(リュウタロウ)

  《story》

「ひとりじゃない」

東京に大型台風が接近。さまざまな人間がさまざまな思いを交錯させている。シンヤは、母を病気で亡くし、父との葛藤から家を出て一人暮らし。バスの運転手をしていた。しかし、ギャンブルをやめられず借金地獄。ある時寿子と出会い、彼女の母がたどった人生を探る手伝いをする。母の鳴子は、神社で出会った売れない雷太に憧れ上京、コンビを組む。しかし、雷太は踊り子のジュピタに憧れていた。崖っぷちアイドルみやーこのイベントは閑古鳥が鳴く。それを支えるアキバ系オタクのゆうすけたち。ホームレスのモーゼはおおぼらふき。だが、彼にあこがれた一人のサラリーマンが家を出て、彼の元に行く。それぞれが別々の人生であったはずなのに、それらが少しずつつながっていく。

 つらくさびしい人生に光が灯る
何をやってもうまくいかない。人の好意を無にしてしまう。けれども心の中では、これじゃだめなんだと叫んでいる。パチンコがやめられない気持ちはよくわかる。私も似たような経験がある。まるで中毒みたい。きっと勝てると信じてギリギリ以上のお金をつぎ込んでしまう。そして借金はふくらむ。私は一気に返してきっぱりやめることができた。そして、今は映画鑑賞につぎ込む。1本見ても1200円、月5本見ても6000円。パチンコは1回店に入れば何千円。体中タバコ臭くなって、無駄な時間をいっぱい使って頭はぼーっとしてくる。あれは地獄だ。縁結びの神様・・・奇跡はあるかな。何かを信じたい、神様を信じたい。でも、京都の僧が裕福な暮らしをしているとか、お金儲けの話を聞くと、神もただの見せ物かと信じられなくなる。手の中に握る神、そこに宿る神はだれかが作ったものではない。信じる物たちが心をこめた神なんだ。そう信じたい。やさしい人間はだまされやすいし、人をだますことができない。だから悩むのだと思う。「ひとりじゃない」そう言われると少し強くなれる。がんばってみようと思えてくる。

 公式サイト「陰日向に咲く」


最新の画像もっと見る