そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
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シャイニング

2008年12月29日 | ホラー

1997年 アメリカ 268分
■原題 THE SHINING
■2008.12.27 DVD
■監督 ミック・ギャリス
■出演
   レベッカ・デモーネイ(ウェンディー・トランス)
   スティーヴン・ウェバー(ジャック・トランス)
   メルヴィン・ヴァン・ピーブルズ(ディック・ハロラン)
   コートランド・ミード(ダニー・トランス)  
   ウィル・ホーネフ
   エリオット・グールド  ジョン・ダービン
   スタンリー・アンダーソン
   パット・ヒングル  シンシア・ギャリス
   スティーヴン・キング  サム・ライミ  
   ショウニー・スミス

 《story》

アルコール中毒のジャックは、AAの更生組織により禁酒を継続していた。しかし、カーッとなる癖があり、タイヤの空気を抜いた生徒を殴りクビになる。冬季は雪で閉ざされるコロラド山中のホテルの管理人の仕事を得て、家族で行く。ここは一旦雪が降ると、外部と閉ざされ、無線でしか連絡が取れなくなる。息子のダニーは、幽霊を見たり、テレパシーで話をしたりするなど特殊な能力を持っていた。ホテルの引き継ぎのとき、ダニーは厨房の管理人であるハロランとテレパシーで話をして、自分と同じ力を持つ人間の存在を知る。閉ざされた3人の生活が始まる。ホテルで起こった過去の忌まわしい事件。そこに取り憑いた悪霊たちは、ダニーの輝きである力を手に入れるため、動き始める。かつて息子に手をあげ怪我を負わせ、アルコール中毒から立ち直ろうとしていた父ジャックだったが、悪霊は彼を手先として行動を起こす。次第に暴力的になるジャック、酒を飲ましてさらに思うがままに従わせようとする悪霊。ダニーは、ハロランにテレパシーで助けを呼ぶ。スティックを持ってウェンディーやダニーを襲うジャック。ダニーを前にして、一瞬優しい父に戻る。ホテルを爆破することで悪霊に立ち向かうしかない。ジャックは自分の心の中の悪霊と戦い、ボイラーの圧力を上げる。ホテルは爆破炎上。10年後、ダニーの高校の卒業式。主席で卒業するダニーの前に、笑顔の父ジャックが現れる。

 意味あるホラーがいい

初めの「シャイニング」がどんな映画か知らないけど、ただモンスターが出てくる映画ではなく、その現象の意味を探ろうとする映画だった。スティーブン・キングの作品はそういったものを重視している。ただ、長い。裏表のディスクが1枚、ともう1枚の2枚組。4時間以上の大作だ。ダニーに並はずれた超能力で、幽霊たちをけちらかすのかと思ったけど、そうじゃなくて父親の愛情が悪霊をやっつけてハッピーエンドになった。それでいいと思う。悪霊は心の問題なのかもしれない。自分の心の中にいる悪魔と天使の戦いが基盤になるのだと思う。だから、最後は自分の心を支配しようとしていた悪魔と戦った父親の勝利だったのだ。だからすっきりできる。あのままじゃあ、あのお父さんはろくでもない父親ということになってしまう。モンスターが出てこないホラー、何かを訴える意味のあるホラーは、おもしろい。

 風邪が長引いている。ひどいのかどうなのかわからない。咳が少し。頭痛と肩こり、呼吸が少し苦しい。喘息? 子どもの頃は、喘息の発作で、深夜病院に行ったものだ。不思議と病院の建物に入ると、少し発作が治まる。安心するのだろうか。太い血管注射をした。しばらくして吸入器が出て、発作が起きるとそれをすれば治まった。中学生ぐらいになったら喘息そのものが消えた。鼻炎とアトピーに変わった。自分はどうしてこんな病気になったのだろうか。体は弱い、何の特技もない、まるで出がらしのような人間。体がもっと健康だったら、何かが変わっていたかもしれない。なんて今更考えても仕方ない。また喘息が起きるとなるといやだ。しんどい。風邪よ早く治ってくれ。