そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

電車男

2006年09月16日 | ラブロマンス/青春

2005年 日本 101分
■2006.9.16 T.V
■監督 村上正典
■出演 山田孝之(電車男)  中谷美紀(エルメス)  国仲涼子(りか-看護士)  瑛太(ひろふみ-ひきこもり)  佐々木蔵之介(ひさし)  木村多江(みちこ)

《story》
電車の中で酒に酔って暴れる中年男から彼女を守った電車男。彼は22才の内気な男。パソコンとマンガとキャラクターが人生の友達だった。そんな彼が、電車に乗ってきた女性に心惹かれ、中年男の暴力から、勇気を出して自分の体で守った。警察でお礼を言われ、住所を教える。それから贈り物が届く。その一部始終を2チャンネルの掲示板で報告。見知らぬ人たちのアドバイスを受けながら、電車男は行動していく。お礼の電話をしろというアドバイスに、震える手で携帯をにぎる。さて、恋の行方は・・・。

◎すばらしい女性に出会ったものだ。彼女だからこそ、純粋な気持ちを認めてくれた。まどろっこしいほどの思いを受け入れてくれた。彼女の優しさと、まわりの人のあたたかな心に感動する。
ネット上では2種類の人種があるような気がする。善を追求し、応援し、自分の心の中の天使を大きくふくらませる人たち。もうひとつは、人前では言えない汚い言葉で罵り、悪魔のような暴力性を堂々と出し合う人たち。後者の人たちは心が荒み、日常生活でも切れることが増えていくにちがいない。前者の人たちは、人を応援することで、いつのまにか自分自身をも励まし、あたたかい心に包まれ、人とのつながりを深めていく。感動はもちろん前者だ。見知らぬ人たちが電車男を支え、恋が実っていくところに大きな感動がある。
いつも思ってしまうことだけど、このあと二人はうまくいったのだろうか。

公式サイト「電車男」

エターナル・サンシャイン

2006年09月16日 | ラブロマンス/青春

2004年 アメリカ 107分
■原題「Eternal Sunshine of the Spotless Mind」
○アカデミー賞 / 第77回(2005年)脚本賞
■2006.9.16 wowow
■監督 ミシェル・ゴンドリー
■出演 ジム・キャリー(ジョエル・バリッシュ)  ケイト・ウィンスレット(クレメンタイン・クルシェンスキー)  キルステン・ダンスト(メアリー)  マーク・ラファロ(スタン)  イライジャ・ウッド(パトリック)  トム・ウィルキンソン(ドクター・ハワード・ミュージワック)

《story》

「“さよなら”の代わりに記憶を消した」

ジョエルは、一通の手紙を目にする。そこには、「クレメンタインはジョエルの記憶をすべて消去しました。今後、彼女の過去については絶対触れないようにお願いします」と書かれていた。それを読んでショックを受けたジョエルジョエルは、仲直りしたいという気持ちもふっとび、自分もその会社を訪ね、記憶を消そうとする。彼女に関わる物を集め、治療を受けるため、自宅のベッドで眠る。夢の中でひとつひとつ彼女の記憶が消えていく。そのうち夢の中で彼女を愛していることに気づき、彼女の記憶を消すことに抵抗し始める。彼女の記憶が消えた朝、会社に行く気分になれず、ちがう列車に乗り、当てもなく時間を過ごす。列車内で知り合った女性と恋に落ちる。さわやかな気持ちで家に帰ったのだが、その女性はクレメンタインだった。

◎夢に見ることなく、瞬間的に忘れることができたら、きれいさっぱり別れられたかもしれない。消えていく場面が夢に出てくるから未練が残るんだ。しかし、見知らぬ二人になっても再び恋に落ちる可能性は十分ある。他の人とは味わえない、その人との波長みたいなものがあるんだと思う。ちがう男性と氷の上で寝るシーンは、気持ちがのらなかった。その人とその場所と自分の思いが重なり合って、二人の恋する気持ちは深まっていく。別な人ではだめなんだ。
出会いの新鮮な気持ちに戻れば、だれだって素直に愛に目覚める。さまざまな経験を通しながらも、その新鮮な気持ちでいられたら、どんなにいだろうか。

公式サイト「エターナル・サンシャイン」

大変な結婚

2006年09月16日 | ラブロマンス/青春


2002年 韓国 112分
■原題「Married to the Mafia」
■2006.9.16 wowow
■監督 チョン・フンスン
■出演 キム・ジョンウン(チャン・ジンギョン)  チョン・ジュノ(パク・デソ)  ユ・ドングン(チャン・インテ)  ソン・ジル(チャン・ソッテ)  パク・サンウク(チャン・ギョンテ)  パク・グニョン(チャン・ジョンジョン)

《story》

「こんな出会いってアリ」

ソウル大学法科を卒業してベンチャー企業を経営するデソが、朝起きてみると、自分のベッドに見知らぬ女性が裸で寝ていた。その女性、ジンギョンの3人の兄が、デソの会社に殴り込みにくる。デソの学歴を確認した後、このやくざの兄3人は、愛する妹とデソが結婚するように仕組んでいく。そして次第に二人は心を通わせていくのだが、デソには付き合っていた恋人がいた。二人は別れるしかないのか・・。

◎うまくいったからいいようなものの、そうじゃなかったら大迷惑な話。まあ、二人は赤い糸で結ばれていて、兄たち3人の目に狂いはなかったということかな。
暴力いっぱい。バッドであれだけ殴ったら殺してしまってるよ。頭を思い切りだからね。コメディーだからいいようなものの、やっぱり暴力のシーンは好きじゃない。
結婚式の場面で、兄たちとともにデソも立ち向かってるけど、暴力の連鎖の始まりにしか見えないね。デソの非暴力性とジンギョンの優しさで、一家が暴力から脱却していったらおもしろいかも。これからの二人が思いやられる。学力は悪に使われるかも。
汽車の中の卵を食べるジンギョンのシーン、デソがジンギョンを追いかける場面がよかったな。

公式サイト「大変な結婚」