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祈願

2006年01月30日 | 介護日記 -
「大丈夫だから・・・ね!」

この言葉を、口を酸っぱくしながら、何度も何度も耳元で話すと・・・
少しずつ意識が変わってくるようだ。
(そんな気がする)
変わらず、身体は重く・・・非常にたどたどしい動作ばかりであるが、
「自発性」が少しだけ出てきたようだ。

今日は・・・
ベッドから出て、洗面台で久しぶりに洗髪したり、
ベッドから出て、食卓に座って食事をとったりした。
トイレにも、(私が手をかして、時間はかかったが)自分の足で、たどりついた。
気持ちも、なんとなくではあるが、ほんの少しだけ回復してきたような印象だ。

        そう言いながらも、
        今日もまた、原因不明のことで、
        急に落ち込んで、泣き出したりもした。
        「早く死にたい」を、十数回連発して、
        「情けない」と言い続けた。
        こういう現象は、昨年夏以降(顕著に)増えてきたが、
        最近は特に多い。



「よくなったね」
「歩けたね」

その言葉を、何度も何度も耳元で話しかけてあげると、“こくん”とうなずく。
少しずつであるが理解はしてくれて、暗黒の“マイナス思考”が影をひそめていくようだ。
「“歩けた”という事実」も相乗効果として、父の中に深く刻まれていくみたいだ。
(そんな気がする)


毎日の積み重ね・・・
それが、何よりも大切である。
「このまま、どうにか回復していきますように」と、ただ手を合わせて・・・
現状を維持することだけで充分だから、上昇ではなくてもよいから、
どうにか減退していく状態を(少しでも)食い止められますように!
そう願わずにはいられない。

そうそう、私の腰もパンクしませんように!
たまには、夜ぐっすりと寝られますように!

          (ちょいと欲張りかなぁ?)
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