(NTT BCS) 硬派的社評漫筆+Rits

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硬派の漫筆的随想ですゆっくりお読み下さい。

10-3 曾野綾子 著

2014年10月07日 | 社評

”人間にとって成熟とは何か〟240ページ 
書評を見て興味的だったので、読んだ。
18話から成っている。多彩な作家。文章も平易ですらすら読める。
人間、如何に正しく生きるかのご自分の成長についての哲学書。
話題の一つ。「威張る」 事で。
“人間の内面は言葉遣いに現れる〟
威張るの1つに初対面の人に「ああ、そう!」「ご苦労さん」と話すより「ああ、そうですか」「ご苦労さんでした」と普通の表現ですれば威張らないことになる。今時は「おつかれさんです」でも普通。
です・でした、と言うべきに だね・だったね を使うのは無知な威張り者と感じられる。
「王様にでも、乞食にでも同じ態度で接する」とカトリックで躾けられた。いかなる人にでも礼儀正しく、誠実に、温かい心で接する。
著者と同年齢になって、考えて行っていること。
先ず、年功を誇らない。若年者にダチ語で話さない。相手の良い所を見て、少しオーバーに認め表現する。その人の立場を尊重。
道行く人が目礼程度の挨拶でも、此方はこれを認識し声を大にして、ご挨拶する。
高齢者で困るのは視力・聴力の減退だ。人が微笑で挨拶されても見えていないと失礼する事になる。
それと記憶力の回転の不能だ。ご近所で挨拶を受けても相手が判然としない。先方は当然お知り合いとしての処遇される。
夏期に帽子を被っておられと、顔の判別が難しい!
街中では知人を見過ごすことの無いことを心掛けるのだが!