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【読書感想文】狼と香辛料(1)

2007年09月18日 01時44分42秒 | 読書感想文
だいぶ前に読んだやつ。「このライトノベルがすごい!」で2冠とったということで期待して読んでみた・・・のだが。




『狼と香辛料』
作者:支倉凍砂

ストーリー:
旅商人のロレンスは今年で25歳になる。小麦の買い付けで立ち寄ったパスロエの村を旅立った晩、馬車の荷台に1人の美しい少女がいるのに気づいた。少女の名はホロ。パスロエの村に住み着いていた豊饒を司る狼神だという。たしかにパスロエの村では毎年、ホロという狼神を祀る行事があるが、まさか本物だとは思わなかったロレンス。だが、狼の耳と尻尾を持つ少女を前にしては信じるしかなかった。
ホロは生まれ故郷である遥か北の地へ帰りたがっていたが、しばらくはロレンスと一緒に旅をすることにした。そして無駄飯喰いにならないために、嘘を聞き分ける能力を生かして、ロレンスの商売を助けることにした。
旅の途中で、近々銀貨が値下がるという話を聞いたロレンス。どういう目的で値下がるのか、本当に値下がるのかを必死で推理したロレンスは、その話に乗り、大都市パッツィオで、取引のあるミローネ商会にその話を持ちかけた。だが何者かに狙われるロレンスたち。そしてホロが身代わりとなって捕まり…。


感想:
舞台は中世のヨーロッパをモデルにした架空の世界。商人を主人公にするというところは新鮮(といってもラノベはそれほど読んだことないが)なのだが、話が小難しいというかなんといか…読者にわかりやすく仕組みを説明しようという部分と、その仕組みの複雑さが絶妙なのか微妙なのか判断に苦しむ。
おそらく大部分の読者はそれほど難しいとは感じないだろうが、個人的にはちょっとだけわかりづらいなぁと思った。
それより個人的に最大のマイナスはホロのキャラ。キャラクター女性部門で1位とのことだが、ホロのキャラは正直好きになれない。キャラというか話し方と言ったほうが適切か。自分を”わっち”と言ったりロレンスを”ぬし”と呼ぶ女性キャラはある意味斬新なのだが、これがなければと思わずにはいられない。
ただしちょっとした商売のコツや機微について触れた箇所も多く、ホロのキャラさえ好きになればたいていの人は面白いと感じると思う。
なんだか褒めてるのかけなしてるのかわからないなぁ。


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